【クリスタ】筆圧設定のやり方! 筆圧検知レベルやブラシ別の設定で最適化しよう

クリスタの使い方
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クリスタで使ってるペンの描き味、もう少し良くならないかな……

その悩み、筆圧設定を見直すだけで改善するかも。

こんにちは、京時ロメ(@kyotoki_OX)です。

「えっ、クリスタにそんな設定あったんだ」という初耳の人や「知ってたけどグラフがよく分からなくて避けてた」という人向けに、クリスタの筆圧設定方法を解説します。

本記事の内容はざっとこんな感じです。

  • 各筆圧設定の関係性
  • 「筆圧検知レベルの調節」のやり方
  • ブラシ別に筆圧を調節する方法

全体に影響する「筆圧検知レベルの調節」の設定と、よく使うブラシの筆圧設定をするだけでも使い心地が大きく変わります

作業の区切りがいい時などにちゃちゃっと設定してしまいましょう。

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覚えておきたい3つの筆圧設定の関係

筆圧設定の関係図

「筆圧設定ってなんか色々あって何がなんだか……」

という人も多いと思います。

僕も正直チンプンカンプンだったので調べました。

デジタルイラストでは、キャンバスに線が描画されるまでに「ペンタブ→クリスタ→ブラシ」の順で筆圧の調整が行われます。

①まずペンを走らせると、ペンタブが設定を元に筆圧の値を決定します。
ペンタブが出力した筆圧は、ペイントソフト(今回はクリスタ)へ。

②今度はクリスタ側の筆圧設定に従って筆圧が調節されます。
ここで使用される設定が「筆圧検知レベルの調節」です。

③最後にブラシの設定でさらに調節が行われ画面に線が表示されます。
ブラシごとの筆圧設定はこの部分になります。

今回はクリスタ側で行う2つの筆圧設定(②と③)についての解説をしていきます。

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「筆圧検知レベルの調節」の設定方法

クリスタでベースとなる筆圧の調節を行います。

ブラシ全体に影響するので、まだ筆圧設定をやったことがない人はここだけでも設定しておきましょう。

①クリスタを起動

②キャンバスを用意する

新規または不要なキャンバスを用意する

設定を行うにはキャンバスが必要です。

適当に線を描いても大丈夫なキャンバスを用意しましょう。

新規作成してもいいですし、ボツになったファイルを使っても構いません。

③「筆圧検知レベルの調節」をクリック

「ファイル」メニュー内の「筆圧検知レベルの調節」
Windows版は「ファイル」メニューから

「ファイル」メニューから「筆圧検知レベルの調節」をクリックします。

(MacOSの場合は「CLIP STUDIO PAINT」と書かれたメニュー内)

④「筆圧グラフを表示」にチェックマークを入れる

「筆圧グラフを表示」にチェックを入れる

筆圧の調節具合を確認するためにグラフを表示させます。

~グラフの見方~

筆圧グラフの見方

横軸(→): ペンタブから伝わった筆圧
縦軸(↑): 調整後の筆圧

画像のグラフだと、「50%の筆圧(横軸)で線を引けば75%くらいの筆圧(縦軸)で描画する」であったり、「筆圧が25%近くあれば40~45%くらいの筆圧で線を描いてくれる」といったことが分かります。

さらに、出力を100%固定にした極端な例を見てみましょう。

筆圧を100%に固定したグラフ

この場合、0%(横軸)に近い筆圧でも100%(縦軸)の筆圧で線を描いてくれるようになります。

赤ちゃんがペンを使ってても、常に全力全開の線が描画されるというわけです。

ただし、全てのブラシで強弱が付けられなくなります。

では、こんなグラフにするとどうなるでしょうか。

筆圧の出力を途中から減少させたグラフ

60%付近で100%の筆圧が出力されますが、それより強い筆圧で線を引くと逆に弱い筆圧が出力されてしまいます。

当然クセが強く、線にそういう特徴を付けたい時以外はおすすめしません。

⑤引いた線を元に筆圧を調整

何回か線を引いて調節しよう

普段イラストを描いている時の筆圧で、強弱のついた線を自由に書いて下さい

線を引く度にグラフが変化しているのが分かるかと思います。

これは引いた線を元に、クリスタが自動で最適な設定に調整しているのです。

ただ一度線を引いただけでは普段の描き方かどうか怪しいので、同じようなグラフが出てくるまで何回も線を引いてみることをおすすめします。

「こんな感じのグラフがよく出てくるな~」というのが見つかったら、そのグラフの状態で「調整結果を確認」ボタンを押して下さい。

⑥微調整を行う

微調整をしたら「完了」ボタンをクリック

試し描きをしてみて、軽い力で線が濃く(太く)なるようにしたい場合は「もっと柔らかく」を、より強弱の付いた線を描きたい場合は「もっと硬く」を押して下さい。

自分が使ってちょうど良いと思えたら「完了」をクリックして設定を適用しましょう。

グラフを手動で調節する方法

上記の方法で十分最適な設定にできますが、グラフを直接いじって調節する方法も紹介しておきます。

ブラシごとの筆圧設定をする際にはこちらの方法を使うので、しっかり覚えておきましょう。

[制御点の移動]
制御点をドラッグする

[制御点の追加]
グラフの線上でクリックする

[制御点の削除]
制御点を左右どちらかの端へドラッグする

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ブラシごとに筆圧を調整する方法

ペンや鉛筆など、各ブラシごとの筆圧設定を行います。

こちらは初期設定でも特に問題ないので、描き心地を変えたいと思ったら設定しましょう。

①キャンバスを用意する(試し描き用)

試し書き用のキャンバスを用意

キャンバスを開いていなくても設定できますが、設定後に試し描きしたいので用意しておきましょう。

②設定したいブラシの複製を作成する

ブラシを複製する

筆圧設定したいブラシを複製しておけば、後で初期設定で使いたくなっても戻す手間が省けますし、使い分けもできます。

設定を変更するのは、複製したブラシの方を選びましょう。

名前も判別しやすいように変更しておきます。

③「ブラシサイズ影響元設定」を開く

ブラシサイズの影響元設定を開く方法

設定を変えたいブラシを選択した状態でツールプロパティを確認しましょう。

「ブラシサイズ」や「不透明度」などの項目の右にアイコンボタンがあるかと思います。

描き味を変えたいので「ブラシサイズ」にあるアイコンボタンの方をクリックして下さい。

④筆圧の項目にチェックを入れる

ブラシサイズ影響元設定の筆圧にチェックを入れる

筆圧の項目にチェックマークが入っていることを確認しましょう。

元々筆圧による強弱が不要なブラシだった場合、チェックマークが入っていないことがあります。

⑤(必要なら)最小値を設定する

必要なら最小値の設定を

筆圧の最低保障値を設定できます。

どんなに弱い力で描いても、ある程度の筆圧は維持してほしい場合に値を設定しましょう。

また、値を高くするほど強弱が付きにくくなります。

⑥グラフで出力を調整する

横軸:「 筆圧検知レベルの調節」後の筆圧
縦軸: そのブラシで最終的に出力される筆圧

グラフを手動で調整しましょう。

やり方は前述のとおりです。→グラフを手動で調節する方法

基本的なグラフの見方も「筆圧検知レベルの調節」の場合と同様です。

キャンバスに試し描きしながら、しっくりくるような描き味に仕上げましょう。

筆圧グラフの調整例

ここでいくつか筆圧グラフの調整例を紹介します。

どういうグラフにしたらどんな描き味になるのか、参考までにどうぞ。

・入り抜きがしやすい設定

入り抜き用の設定

・弱い筆圧で濃いめ(太め)の線が引ける設定

筆圧弱めな人におすすめ

・筆圧の強い人・線にメリハリを付けたい人向けの設定

線の強弱のメリハリが大きくなる設定

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まとめ

クリスタの筆圧設定方法のまとめです。

  • 筆圧は「ペンタブ→クリスタ→ブラシ」の順で調整がかかる
  • 「筆圧検知レベルの調節」でクリスタ上の筆圧の出力を設定
  • 「筆圧検知レベルの調節」は基本的にグラフをいじらなくていい
  • ブラシごとの筆圧設定で好みの描き味を作れる

クリスタに限らず、他のペイントソフトも同じような設定項目があると思います。

この機会に考え方を理解しておくと、これから乗り換えるようなことがあっても安心です。

初心者のうちはブラシごとの設定は後回しにしてよいので、「筆圧検知レベルの調節」だけでもやっておきましょう。