イラスト練習・上達

【ネタ探し】描きたい絵が見つからないときの対処法・考え方

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お絵かきを趣味にしている方の多くは、描きたいものが見つからないという悩みに直面したことがあるかと思います。

筆者自身もまさにこの状態に陥っていたのですが、今年に入ってからはネタ不足に悩むことがなくなりました。(今の悩みは筆が遅すぎてネタが消化できないことですね…)

今回の記事では、筆者がネタ探しを克服するきっかけになった考え方・コツを共有するとともに、よくある対処法も一緒にまとめました。

悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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気になったアニメやゲームに触れる

気になったアニメやゲームに触れる

描きたいものがない状態になってからそこまで時間が経っていない人なら、この方法で解決するかもしれません。

一旦ペンを置いて、気になっている作品に浸ってみましょう。

アニメやゲームだけでなく、他の人のイラストや写真でも構いません。作品を鑑賞する中で惹かれた要素を洗い出し、どんなものを描くか考えましょう。

作品自体を好きになったなら、ファンアートを描くというのも手です。

この方法のポイントですが、自分が好きだと思えた瞬間を自覚することが大事です。

「このシーンすごかったな~」だけで終わるのではなく、それを絵に表現したいと考えるところまでをセットにしましょう。

また、そういった感情は時間が経つほど薄れていくものです。余韻が残っているうちに制作に取り掛かった方がいいですし、それができないならせめてメモなどに残しておくようにしましょう。

流行りに乗っかる

流行りに乗る
pixiv創作アイディアのページ。こういった検索ランキングは流行りを知るのに役立つ。

描くものを決めるという点においては、流行を追うのが非常に手っ取り早くおすすめです。

流行り=自分の好きなものとは限りませんが、描いているうちに好きになることだってあります。

また、流行りものは見る人が多く反応が得やすいため、仮にあなたが承認欲求を満たす目的で絵を描いていなかったとしても、モチベーションアップにつながることでしょう。

制作を通して作風やキャラデザのトレンドにも触れることになるため、学びになる点も多いはずです。

YouTubeの配信などで流行り・話題のキャラを描いている絵師さんを定期的に見かけるくらいですし、お題を決める方法の1つとして覚えておいて損はありません。

京時
京時

流行りを追うなんて……と思う方もいるかもしれませんが、何にも描けないよりはずっと良いです。

昔好きだったものを掘り返す

昔好きだったものを掘り返す

かつて自分が夢中になっていた物事を掘り返してみるというのも、描きたいものを見つけるのに有効です。

過去にハマっていたアニメやマンガを思い出してみてください。「やっぱり良いなぁ~~!」と思えるコンテンツに再び会えるかもしれません。

また昔描いていたキャラを久々に描いてみることで、自身の変化を感じられたり懐かしい気持ちになれたりと、ある意味新鮮な体験ができます。

流行りとは逆を行くような形になりますが、ぜひともおすすめしたい方法です。

私の場合は、スマホで遊んでいた音ゲーのキャラがまさにこのパターンでした。そのゲーム自体はもう遊んでいませんが、ファンアートを見たり練習のお題にしたりしています。

「どうせ描けない」と考えるのはNG

「どうせ描けない」と考えるのはNG
とりあえずやってみよう

「描きたいものがあるけど技術的に無理→描きたいものがない」というパターンです。

人に見せなくてもいいので描きましょう。描かないといつまで経っても上達しません。

作品制作の過程で資料から情報を得たり、自分の課題を見つけたりでき、描けるようになるために必要なことが見えてきます。

また完成させた作品は、添削などを通してプロの方からアドバイスをもらうのにも有効です。

最初から思い通りに描ける人のほうが珍しいので、失敗を恐れず挑戦してみてください。

同じキャラ or 構図を描いてもいい

自分で自分を縛りすぎないように
自分で自分を縛りすぎないように

自分の中で描くものに制約を設けてしまっているのであれば、それが原因かもしれません。

前回とは違うキャラを描こう、まだ試したことのない構図を使おうとして、本来の描きたいものから離れてしまっていませんか?

私自身にも「様々な構図を描いて表現の幅を広げるべき」みたいな考えがあるのですが、その意識が強すぎたせいで身動きが取れなくなっていました。

実際は一度描いただけでその構図を完璧に扱えるようになるわけがありませんし、むしろ何度も挑戦して洗練させていくことの方が重要ですよね。

【予防策】ネタ探しに慣れよう

ネタ探しに慣れていないと、何を描くか以前にどうやって(どこで)探すかも考えなくてはならず、余計にエネルギーを消費してしまいます。これでは「考えることが多くて面倒→やりたくない」という流れにもなりかねません。

「ネタはこうやって探せばいい」ということが脳と身体に身についていれば、何を描くかを決めるのもスムーズになります。

私の場合だと、pixivやX(Twitter)に流れてくるイラストを眺めたり、最近遊んだゲームのキャラを思い出したりしてネタを考えるのが定番になりました。

ではどうやって慣れればいいのかというと、私は1~2時間くらいでラフを複数枚描くという練習を通してネタ探しに慣れました。

参考にしたのは、さいとうなおき先生のこちらの動画です。

作品制作は時間がかかるので回数をこなせませんが、これなら私のように遅筆な人でも完成度を気にすることなくハイペースで回していけます。

ただお題を決めるだけでなく構図や色の配置を考えるところまで行うので、ネタ探しを抜きにしてもおすすめしたい練習法です。

そして何より、やればやるほどラフが貯まっていくため、いつでも作品のネタとして引っ張り出せます。冒頭でネタ不足が解消されたと言っていたのはこれが理由です。

この練習法のコツは、週に◯回といった具合に、普段のスケジュールに加えて習慣化しておくことです。

必ずこなすようにすることで、描きたいものが思いつかないという状況に直面しても打開できる力が身についたと感じています。

まとめ

以上、描きたい絵が見つからない時の対処法を紹介しました。

同じ悩みでも人によって原因は様々ですので、全部が全部効果的とまでは言いません。

紹介した中の1つでも実践してみたい、当てはまるかもと思えるものが見つかりましたら幸いです。