安い&コスパ抜群のオススメ板タブを5つ紹介! 初心者向けに選び方も解説

ペンタブ・PC
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板タブを今買うならどれが良いんだろう?

近年は低価格になってきたこともあって液タブを使う人が増えてきましたが、板タブを好む人も未だに根強いです。

板タブは液タブと違って画面に直接描けないことから、独特な描き心地に慣れる必要があるというのは否定しません。

しかし姿勢が楽な点や、画面が手で隠れない点など、慣れてしまえば液タブにはない大きな強みを実感できます。

また、液タブいくら安くなったとは言っても数万円かかってしまう一方で、板タブなら数千円で買えるという手軽さも魅力です。

そこで本記事では、これから低予算でペンタブを買いたい初心者に向けておすすめの板タブをいくつか紹介します。

板タブのメリット・デメリットや選ぶときのポイントも解説しているので、ぜひとも購入時の参考にしていただければ幸いです。

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板タブのメリット・デメリット

では早速、液タブと比べた板タブのメリット・デメリットを紹介します。

実際に板タブと液タブ両方を使った経験を元にして挙げてみました。

メリット1 姿勢が楽

メリット1 姿勢が楽
筆者の環境。下を向いて描くのと真正面を向いて描くのとでは身体への負担が違う

描く時の姿勢が液タブよりも格段に楽です。

液タブってモニターも兼ねているから角度や高さを細かく調整できないと見づらくなったり姿勢がきつくなるんですよね。

お絵かきをするとなると長時間の作業になることが多く、姿勢が悪いと集中できないですし、猫背・肩こり・腰痛などの身体的なリスクも高まります。

肉体労働ではないとはいえ身体が資本であることには変わりないですから、負担の軽い姿勢で描けるというのは長期的に見ても非常に大きなメリットです。

メリット2 画面が隠れない

メリット2 画面が隠れない
液タブだとこんな感じに。持ち方変えたほうがいいのかな?

液タブに限らずアナログでのお絵かきでも言えることですが、画面が手で隠れてしまって邪魔に感じることがあります。

板タブならペンと描画される画面が離れているため、周辺の確認が容易にできて描きやすいです。

メリット3 持ち運びやすい

メリット3 持ち運びやすい
板タブの荷物はこれだけ。本体が圧倒的に軽く、持ち運びが簡単

液タブはモニターが搭載されているため、板タブよりもサイズが大きい傾向にあり、分厚くて重いです。

一応持ち運べますが、どちらかというと家でじっくり描くことに長けたペンタブだと考えたほうが良いでしょう。

板タブであればコンパクトなサイズが多く、仮に大きなサイズでも液タブより薄くて軽量なので持ち運びが簡単です。

ケーブルに関してもUSBケーブル1本だったり、ものによってはワイヤレスで接続できたりとスッキリしています。

メリット4 値段が安い

板タブが数千円から購入可能なのに対し、液タブはどんなに安くても2万円近くは掛かります。

液タブよりも板タブのほうが明らかに低価格でお財布にも優しいです。

また板タブ自体の技術が成熟しているのもあって、低価格帯でも必要十分な性能を備えた製品が充実しています。

初めてペンタブを購入するなら安物の液タブを無理して買うよりも、1万円以内でそこそこの板タブ買って貯金しましょう。

デメリット1 独特な描き心地

板タブのデメリットとしてよく言われているのが、その独特な使用感。

アナログも液タブもペンを動かした場所に直接線が引かれ、色が塗られますが、板タブに限ってはペンと描画される画面が別々です。

最初はその感覚に違和感を覚えると思いますが、使っていくうちに段々と慣れていきます。

僕もそうでしたし、液タブが普及する前の絵描きさんたちだって板タブで描いていたわけなので、初心者だから使いこなせないということはありません。

個人的には、現実のペンではなくペン型のマウスだと思って操作すると色々飲み込みやすいかと思います。

デメリット2 別途モニターが必要

デメリット2 別途モニターが必要

液タブならモニターも兼ねるので別途モニターを用意しなくてもお絵かきができます。

そのためデスクトップPCでイラスト制作をしたい人なら、PC本体とキーボード、そして液タブの3つで最低限の環境を揃えることが可能です。
※マウスはペンタブで代用

板タブだとPCやキーボードだけでなく、モニターを追加で買わなくてはなりません。

しかし持ち運びをする場合だとノートPCのモニターを使えばいいので、板タブのデメリットは消滅します。

ロメ
ロメ

しかも安物のIPSモニターと板タブなら2万円程度で買えちゃうので、デスクトップ環境だからといって液タブの方が安く済むわけじゃないんですよね……

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最適な板タブの選び方

自分に合った板タブを選ぶためにチェックしておきたいポイントを7つ紹介します。

他にも比較できるものがあるかもしれませんが、何を見ればいいか分からないという方ならまずはこれから紹介するポイントを確認してみてください。

サイズ(読み取り可能範囲)

サイズ(読み取り可能範囲)
実際にペンを読み取ってくれるのは赤色の範囲。この板タブ、見た目よりもかなり狭いぞ

小さいほど持ち運びが簡単に、そして安価な製品が多くなります。

また短いストロークで長い線を描画するため、ポジティブに言うなら手首の動きだけで描くようなスタイルと相性が良く、ネガティブに言うなら感度が高くて慣れるまでが大変です。

一方で大きいサイズはのびのびと描けるだけでなく、繊細な線も引きやすくなるなど動きに余裕があります。

また、モニターのサイズに読み取り可能範囲が近いほどペンの移動距離と描画される線の長さが近づくため、線のコントロールがしやすくなります。

ただ、机のスペースを圧迫しないようにほどほどの大きさを選ぶようにしましょう。

ロメ
ロメ

携帯性・価格重視なら小さいもの、描きやすさ重視なら大きいものがおすすめです

有線・無線

有線・無線

板タブの多くはUSBケーブルで接続して使用しますが、中にはBluetoothなどを使ったワイヤレス接続が可能な機種も存在します。

スマホの充電ケーブルやら出力ケーブルやらで机の上がゴチャゴチャするのが嫌だという人は多いはず。

ワイヤレス接続ができると机の上がスッキリするだけでなく、ケーブルに縛られず自由に移動できるため、お絵かきがよりストレスフリーになります。

ただデメリットもあって、接続が安定しない可能性がある点や、充電・電池交換が必要になる点は注意しておきましょう。

そういったことを踏まえると、無線接続対応の板タブは有線でも接続できるものを選ぶのが確実です。

ロメ
ロメ

安定・充電不要の有線、机スッキリ・ラクラク移動の無線といったところでしょうか

筆圧レベル

線を引く時にペン先に掛かっている力を筆圧といい、その筆圧を数値化したものが筆圧レベルです。

筆圧レベルが高いほど筆圧をより細かく読み取れるようになり、筆圧の強弱による色の濃淡や線の太さなどの変化が滑らかになります。

筆圧レベルは1024段階・2048段階・4096段階とありましたが、今では技術の進歩のおかげで、販売されているペンタブの多くが4096~8192段階対応です。

筆圧レベルが低くても特にメリットは無いため、4096段階以上、できれば8192段階のペンタブを選ぶようにしましょう。

ボタン・キー

ボタン・キー

だいたいの板タブにはダイヤル型のキーやシンプルな形のボタンなどが付いているかと思います。

別にたくさんついていれば良いというわけではなく、人によってはただ邪魔なだけということもあるのでボタン・キーについてはそれぞれの都合にあったものを選ぶのが一番です。

一応僕の経験から助言させていただくと、ボタン・キーが利き手の反対側に配置されている製品が比較的使いやすいかと思います。

ボタン・キーが上側にある板タブを使っていましたが、利き手のどこかしらが当たって誤操作を引き起こしやすかったんですよね。

ロメ
ロメ

使わないなら板タブの設定からキー割り当てを無効化しましょう

左利きの人がペンタブ選びで気をつけることは?

最近のペンタブなら、左利きにもしっかり対応していることが多く、ボタン・キーを右側に持っていけるように板タブを回転できる設定が用意されています。
ボタン・キーが左に配置されている製品は右利きを想定して作られているわけですから、左利きの人がそのまま使うには不便ですもんね。
左利きに対応しているかどうしても不安な場合は、公式サイトやAmazonなどのレビューを確認しておきましょう。

僕がざっと確認した限りだと、ワコムとXP-Pen、Raywoodは回転に対応しているようです。

参考ページ
向き |Wacom公式サイト
右利きモードと左利きモードを切り替える方法。|XP-PEN公式サイト
左利きでもこのタブレットを使う事は可能でしょうか?(Amazon

スマホ(Android)対応・非対応

スマホ対応・非対応
iOSが対応する日は来るのだろうか……?

近年ではスマホにも接続できる板タブが主流になっています。

スマホの小さい画面でちまちま描くのがストレスだった人には朗報でしょう。

スマホの画面が手で隠れなくなるだけでもかなり快適になるのではないかと思います。

ただスマホ対応といってもiOSでは使えませんし、読み取り可能範囲が小さくなったり、ショートカットキーが使えなかったりと条件や制限が存在する点は理解しておきましょう。

もしスマホに繋ぐつもりで購入するなら、商品の説明を注意深く読むことを推奨します。

付属品

板タブ本体の性能も大事ですが、付属品も見逃せないポイントです。

例えば替え芯は多いほうがお得なのは間違いないですし、人によっては保護フィルムや変換アダプタといった周辺グッズも欲しいところでしょう。

中には有償のペイントソフトが特典として入手できる商品もあるため、これからイラストを始める初心者にはかなり魅力的な選択肢となります。

メーカー

ワコムの板タブ

以前は国産メーカーのワコムが圧倒的シェアを誇っていましたが、現在は競合他社が大きく力を伸ばしており、ワコム一択という状況ではなくなってきました。

ワコムは今までの実績と信頼から根強い支持を得ており、迷ったらとりあえずワコム製にするという人も多いです。

一方でXP-PenやHUIONなどの海外メーカーですが、ワコムと同等レベルの性能を比較的安価で販売しているため、コスパに優れた製品が多いのが特徴と言えます。

結局のところ、どのメーカーの板タブがいいかというよりは製品一つ一つの評価を見て検討した方が確実です。

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1万円以内!おすすめの板タブ5選

以上の選び方を踏まえて、1万円以内で買えるコスパの良い板タブを5製品紹介します。

どんな板タブが自分に合っているか、商品ページも参考にしながら検討してみてください。

ワコム ペンタブレット Wacom Intuos Smallベーシック

ロメ
ロメ

1万円以内でワコムの板タブを買うならこれがおすすめです。性能は必要十分といったところ。ブラックの他にピンクやグリーンといったカラーバリエーションがあります。ワコムは他にOne by Wacomという安価な板タブがありますが、そちらは入門者向けでスペック不足です。

値段(執筆当時のAmazon参照)7,455円
筆圧レベル4,096段階
読み取り可能範囲(PC接続時)152.0 x 95.0 mm(小型)
傾き検知なし
ファンクションキー4個
ワイヤレス機能なし(対応モデルあり)
Android接続対応(注意点あり
付属品・特典替え芯3本 など

★Windows/macOS用特典ソフト
Corel® Painter® Essentials™ 8 (90日間体験版 / 64bitOS専用)
または
Corel® AfterShot™ Pro 3 (90日間体験版 / 64bitOS専用)
★Chromebook用特典ソフト
CLIP STUDIO PAINT PRO 3か月ライセンス

本商品はAndroid対応となっていますが、実際には別途OTGアダプタとパソコンが必要です。
出荷時の板タブのファームウェアがAndroid非対応の古いバージョンのままなので、パソコンを使ってファームウェアをアップデートしなくてはなりません。
Android接続が目当ての方でパソコンを用意できない場合は購入を避けましょう。

パソコンが買えなくてスマホ対応のペンタブを探してる人って絶対いると思うんですよね。かゆいところに手が届かないというか、非常にもったいなく感じます……

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GAOMON S620

ロメ
ロメ

この製品のポイントはやはり価格。Android接続用のアダプタも付属しているのでスマホで描きたい人にも優しいですね。傾き検知がない点は価格相応といった感じですが、筆圧レベルは8192段階と頑張っています。安さ重視でそれなりの性能の板タブを探している人には有力な候補です。

値段3,796円
筆圧レベル8,192段階
読み取り可能範囲(PC接続時)165.1 x 101.6 mm(小型)
傾き検知なし
ファンクションキー4個
ワイヤレス機能なし
Android対応対応
付属品・特典替え芯8本
スマホ接続用変換アダプタ2種(USB Type-C / micro USB)
2本指グローブ?(レビュー情報) など

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XP-Pen Deco01 V2

ロメ
ロメ

それなりに広いサイズで、筆圧レベルは8192段階、傾き検知ありと、押さえるところを押さえたバランスの良い性能。グローブや保護フィルムなどの付属品に加え、ペイントソフトのopenCanvasが特典で入手可能と、まさにデジタルイラストのスターターセットと言えます。普通に買えば7,000円近く掛かるソフトが付いてくると考えると破格です。

値段6,500円
筆圧レベル8,192段階
読み取り可能範囲254 x 159 mm(中型)
傾き検知あり(60°)
ファンクションキー8個
ワイヤレス機能なし
Android対応対応
付属品・特典替え芯8本
ペンスタンド
変換アダプタ2種(USB-TypeC / Micro USB)
二本指グローブ
保護フィルム など

★特典ソフト
ペイントソフト openCanvas(Windowsのみ対応)
または
ペイントソフト ArtRage Lite
>>公式サイトで詳細を見る

XP-Pen Deco mini 7W

ロメ
ロメ

1万円内で買える数少ないワイヤレス対応の板タブ。付属のワイヤレスレシーバーを使って通信を行うので、Bluetooth非対応のパソコンでも使えます。また、USBケーブルで接続して使うこともできるためもしもの時も安心です。こちらもXP-Penの製品なのでopenCanvasを特典で選べます。

値段7,590円
筆圧レベル8192段階
読み取り可能範囲177.9 x 111.1 mm(小型)
傾き検知あり(60°)
ファンクションキー8個
ワイヤレス機能あり(2.4Ghz接続、有線可能)
Android対応対応
付属品・特典替え芯10本
変換アダプタ2種(USB-TypeC / Micro USB)
ワイヤレスレシーバー など

★特典ソフト
ペイントソフト openCanvas(Windowsのみ対応)
または
ペイントソフト ArtRage Lite
>>公式サイトで詳細を見る

RAYWOOD KUMADORI 筆や写楽 ペンタブレット

ロメ
ロメ

ホビー用品を取り扱う国内メーカーRAYWOODによる高機能・低価格ペンタブレット。広々とした読み取り範囲、高水準のスペックはもちろんですが、特筆すべきはショートカットキーの多さです。左側に12個のエクスプレスキー、上部に16個のソフトキーを搭載しており、マウス・キーボードを使わずに多くの操作が可能になります。

値段9,800円
筆圧レベル8,192段階
読み取り可能範囲254.0 x 158.75 mm(中型)
傾き検知あり(60°)
ショートカットキー28個(エクスプレスキー12個 + ソフトキー16個)
ワイヤレス機能なし
Android対応対応
付属品・特典替え芯8本
ペンスタンド変換アダプタ2種(USB-TypeC / Micro USB)
2本指グローブ(期間限定?) など

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まとめ

以上、おすすめの板タブ紹介でした。

今回の記事を通して、液タブが板タブより優れているわけではなく一長一短であるということが分かっていただけたらと思います。

ペンタブを買い替えたい絵描きさんも、これからデジ絵を始める初心者の方も、姿勢が楽で持ち運び簡単、そして安価で手に入る板タブを検討してみてはいかがでしょうか。