
今使ってるペンタブ、なんか思い通りに線が引けないなぁ……
力を入れないとまともに線が引けなかったり、細かい線を描きたいのに太い線が出てしまったりするときは筆圧設定を見直してみましょう。
こんにちは、絵描きの京時ロメ(@kyotoki_OX)です。
筆圧設定はペンタブとペイントソフトでそれぞれで行う必要がありますが、今回はペンタブ側の筆圧設定を扱います。
設定の開き方から筆圧設定を完了するところまで一緒にやってみましょう。
なお、本記事ではWindows10のPCとWacom Cintiq 16を使って解説します。
筆圧設定画面の開き方
1.「ワコムタブレットのプロパティ」を開く
[方法1] Windowsキー or スタートボタンを押してスタートメニューを開き、一覧から「ワコムタブレット」>「ワコムタブレットのプロパティ」を選択

[方法2] スタートメニューを開いた後、「ワコム」と入力し、「ワコムタブレットのプロパティ」を検索&選択

[方法3] エクスプレスメニュー*を開き、「ワコムタブレットのプロパティを選択」

*Wacom Pro Pen 2では上部ペンボタンに標準設定されている
2. 筆圧設定したいデバイスと、設定を適用したいアプリケーションを選択
(特定のアプリケーションが表示されていないなら、「その他すべて」を選択)

3. 「ペン」の項目を選択(上画像参照)
筆圧設定のやり方
「ペン先の感触」のバーを動かすことで筆圧設定ができます。
力の入れ具合で「筆圧レベル」のゲージが動くので、それを見ながら調整して下さい。
筆圧が弱い人は「柔らかい」に寄せると筆圧レベルを最大まで出しやすく、強い人は「硬い」に寄せると筆圧の強弱をコントロールしやすくなります。
ペンタブの筆圧検知レベルをフル活用したいなら、微小な筆圧から最大筆圧まで無理なくコントロールできるように設定しておきましょう。
ペンタブによっては「カスタマイズ」のボタンがありますが、その場合はより詳細な筆圧設定が可能です。
「カスタマイズ」では筆圧カーブを見ながらの調整になります。

2つの三角形(クリック圧と最大筆圧)と1つの四角形(筆圧感度)の位置に応じて筆圧カーブが変化しますが、それぞれ
- クリック圧…… どのくらいの力加減からクリック判定となるか
- 筆圧感度…… 描き味(左上に寄せると柔らかく、右下に寄せると硬くなる)
- 最大筆圧…… どのくらいの力加減で最大筆圧になるか
に影響しています。
試し描きスペースで確認しながらカーブを変えていきましょう。
「標準設定」をクリックすれば初期設定に戻すことができます。
またテールスイッチが搭載されているペンなら、そちらも必要に応じて設定しておきましょう。
設定方法はペンの筆圧設定と同じです。
まとめ: ペイントソフトの筆圧設定も忘れずに
ここまでワコム製のペンタブで筆圧設定をする方法を解説しました。
スタートメニューから「ワコムタブレットのプロパティ」を開き、「ペン先の感触」を調節するというのが大まかな流れです。
あまり力を入れずに描くなら柔らかめに、力が強めなら硬めにと述べましたが、結局は好みの問題ですので、迷ったら自分の気持ちに従うのがベストだと思います。
「こんなもんかな?」という具合になったら、次はペイントソフト側の筆圧設定に取り掛かりましょう。
ペンタブで行った筆圧設定は、ペイントソフトの設定次第で異なる描き味になります。
下の記事で具体的な設定方法を解説していますので、そちらをぜひ読んでみてください。