イラスト制作入門におすすめのPCスペック・選び方【2021年版】

ペンタブ・PC
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絵を描くためのPCが欲しいのだけど、性能はどれくらいあればいいの?できるだけ出費を抑えたい!

お金が有り余っているならともかく、ほとんどの人は限られた予算でPCを買うことになるかと思います。

しかし、あまりにも低スペックなPCを買ってイラスト制作ができなかったら本末転倒ですよね。

そこで本記事では、お絵描きをするのにどのくらいのスペックがあれば十分なのか、PCの選び方を解説します。

これからPCを買おうと考えているデジ絵初心者の方はぜひ参考にしてみてください。

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イラスト制作用PC選びで確認すべきポイント6つ

イラスト向けPCを選ぶ際に見ておきたい要素を6つ紹介します。

それぞれについて簡単な説明もしていますので、PCの理解を深めるのにも利用していただければと思います。

OS

OS

OSはソフトウェアを動かすための土台となるシステムです。

スマホで言うところの「Android」や「iOS」がOSであり、PCではWindowsウィンドウズmacOSマックオーエスがシェアの大部分を占めています。

Windowsは多くのメーカーで製造されているため、安いものからハイスペックなものまで幅広く揃っています。

また圧倒的なシェアで対応ソフトも多く、PCゲームをするのにもうってつけです。

macOSはApple社製のPCにのみ搭載されているOSです。

OS自体はWindowsと比べて対応ソフトが少なめですが、製品の性能・デザインは優れています。

Apple製品との連携が便利なので、iPhoneやiPadなどを好んで使う人は検討したいところです。

ぶっちゃけ好きな方を選んでOKですが、使用するペイントソフトが決まっていないならWindowsにしておくと安心です。

ロメ
ロメ

選ぶときは必ず最新のOSであることを確認しておきましょう

CPU

CPU

PC上の処理速度に影響する、いわば頭脳にあたる重要なパーツの一つ。

代表的なメーカーは「Intelインテル」と「AMDエーエムディー」の2社が挙げられます。

CPUには世代とグレードが存在し、2社の代表的なCPUである「Coreコアシリーズ」や「Ryzenライゼンシリーズ」はそれぞれ次のように名称の一部から見分けることができます。

  • Intel Core i510600Kなら「i5」がグレード、「10」が世代
  • AMD Ryzen 5 3600Xなら「5」がグレード、「3」が世代*
    *Ryzenの第4世代はグレード後の数字が5で始まるので注意!

基本的に世代が新しいほど、グレードが高いほど高性能

ちなみに世代の後ろについてる数字(上の例では600)も大きいほど高性能と考えて構いません。

また、上の例であげたCPUには末尾に「K」や「X」という文字が付いていますが、これらは無印よりも高性能なモデルになり、価格も高めになりがちです。

CPUを選ぶ際にIntelとAMDどちらにすればいいか悩むかと思いますが、予算を考えないならAMDのRyzen搭載PCが性能面で優れておりおすすめです。

とはいえIntelのCoreシリーズでも十分な性能が確保できるため、結局は値段と相談しながら決めるのが無難といえます。

これから新品のPCを買うなら、デスクトップ・ノートともに1世代前~最新世代のCore i5以上(Ryzen 5以上)のCPUを選ぶのが確実です。

できるだけ出費を抑えたい場合は、下位グレードのCore i3(Ryzen 3)やPentium(Athlon)も選択肢に入ります。

Intelにはさらに下位のグレードでCeleronがありますが、お絵かき用のPCとしてはおすすめできません。

CPU性能を詳しく知りたい時は、こちらのサイトで調べてみましょう。

100%確実とは限りませんが、スコアで手軽にCPUの性能比較ができるためおすすめです。

PassMark Intel vs AMD CPU Benchmarks - High End
PassMark Software - CPU Benchmarks - Over 1 million CPUs and 1,000 models benchmarked and compared in graph form, updated daily!

ノートPCとデスクトップPCで使われるCPUは違う

同じグレード・世代でもノートPCとデスクトップPCでは性能が異なります。
ノートPCは発熱量・消費電力を抑えることが重要なため、デスクトップPCよりも性能が控えめになっています。
デスクトップPCかノートPCかで迷ったときは性能と持ち運びやすさ、どっちを優先するかで決めるとよいでしょう。

メモリ(RAM)

メモリ(RAM)

メモリはデータを一時的に記憶し、すばやくデータにアクセスできるようにする役割があります。

CPUを作業員の能力に例えるならメモリは作業机のようなもので、これのおかげで複数のタスクをPC上で実行・切り替えできています。

メモリが不足しているとPCの動作が遅くなり、酷いときには反応しなくなることも。

PCでイラスト制作をする際は、ペイントソフトだけでなくWebブラウザなども同時に使うことが多いです。

Webブラウザだけで数GBもメモリを食うことがあるため、4GBではすぐに足りなくなってしまいます。

イラスト制作においては、最低でも8GB、できれば16GB以上を確保しておきたいところです。

ストレージ

ストレージ

PCのデータを保管する役割を担っているのがストレージ。

ストレージといっても外付けストレージやクラウドストレージなどがありますが、ここでは特にPCに内蔵されているものを指すこととします。

PCの代表的なストレージにはHDD(ハードディスクドライブ)SSD(ソリッドステートドライブ)の2種類があり、それぞれ

  • HDDは読み書きの速度は遅めだが安価
  • SSDは読み書きの速度が高速な代わりに高価

といった特徴があります。

他にも違いはありますが、とりあえずはこのように覚えておけば大丈夫です。

ではどちらを選ぶべきかというと、SSD搭載のPCを必ず選びましょう

読み書きの速度がHDDと比べて圧倒的に速い上、大容量化も進んでおり、現在では難点だった高い値段もどんどん下落し入手しやすくなったためです。

SSDは256GB以上あれば十分ですが、もしゲームなどで大量の保存領域が必要ならHDDを併用しても構いません。

また、同じSSDでも製品によって規格やサイズが異なり、できれば「NVMe接続のM.2 SSD」を選んでおくとデータの転送速度がより早くおすすめです。

ロメ
ロメ

後々紹介するPCはM.2 SSDを搭載した機器のみを選んでいます

グラフィックボード

グラフィックボード

画面に画像・映像を映し出すためのGPUが組み込まれたパーツがグラフィックボードです。

グラフィックカード、ビデオカードなどと呼ばれることもあります。

グラフィックボードが搭載されていないPCでも画像や映像を映せることがありますが、それは「オンボード」と呼ばれるグラフィック機能がCPUやマザーボードに搭載されているからです。

搭載されているグラフィックボードの性能が高いほど映像がなめらかに表示できるようになり、3DCGやVR、最新のゲームなどを行うなら特にこだわる必要があります。

またグラフィックボードが描画を担当することで、CPUの負担を軽減してくれるメリットもあるため、イラスト制作においてもお金に余裕があるなら付けておきたいです。

特にAdobe製ソフトのPhotoshopでイラスト制作する際はGPUが必要な処理もあるため、NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti相当のグラフィックボードがあると快適になります。

とはいえ、お絵かきに限ればグラフィックボードはCPUやメモリほど重要度は高くないため、予算が足りないなら後回しでOKです。

ロメ
ロメ

グラフィックボードの性能を比較したい場合はこちらのサイトがおすすめです。

PassMark - GeForce GTX 1050 Ti - Price performance comparison
Performance and price comparison graphs for GeForce GTX 1050 Ti

液晶モニター

液晶モニター

厳密にはPC本体とは別物なので解説するか迷いましたが、PCを使う上で必須なので合わせて解説することにしました。

結論から話しますと、20インチ以上で非光沢のIPSパネル方式を採用したモニターを選びましょう。

光沢の方がキレイに見えますが、映り込み・反射が少なく長時間作業向けの非光沢の方が向いています。

解像度はもちろん高いほうがいいですが、4KのモニターはPC側が対応できるか事前に確認しておきましょう。

また、色域が広く、色の再現性が高いものをできるだけ選ぶようにしましょう。

色域カバー率は、理想がAdobeRGBカバー率100%、妥協するならsRGBカバー率99%以上のモニターがおすすめです。

しかし、ここまで話した条件だとどうしてもモニターが高額になってしまうため、趣味レベルなら解像度フルHDで、色域カバー率・色再現性も妥協して構いません

ネットに投稿するだけならsRGBの色域で十分なため、安価なモニターで済ませることができます。

ちなみに液タブをモニター代わりにするという方法もあるため、そちらで妥協するのも手です。

イラスト用モニターについてより詳細を知りたい方はこちらの記事をお読み下さい。

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【目的別】イラスト制作向けの推奨PCスペック

以上を踏まえて、イラスト制作におすすめのPCスペックを目的別に4つ紹介します。

描きたいものや、イラスト制作以外の使いみちを考えて、今の自分に最適なPCを見つけましょう。

安さ重視のエントリーモデルPC

製品名mouse DT4
OSWindows 10 Home 64ビット
CPUAMD Ryzen™ 3 3200G プロセッサー
メモリ8GB (8GB×1) 
ストレージSSD 256GB (NVMe対応)
グラフィックスAMD Radeon™ Vega 8 グラフィックス(内蔵)
値段(記事更新時)62,480円~

なるだけ低予算でイラスト制作を始めたい初心者向けのPC。グラフィックボードが搭載されていないので、重めのゲームや3D・CG関連の作業をしないなら選択肢としてアリ。

>>mouse DT4の詳細情報

趣味・初心者のイラスト制作向け高コスパPC

製品名mouse DT6-G
OSWindows 10 Home 64ビット
CPUAMD Ryzen™ 5 3600 プロセッサー
メモリ8GB (8GB×1) 
ストレージSSD 256GB (NVMe対応)
グラフィックスGeForce® GTX 1650 GDDR6版
値段(記事更新時)98,780円~

十分な性能を備えながらもお手頃な値段で買えるため、入門用として最適。ペイントソフトのCLIP STUDIO PAINTなら趣味レベルのお絵描きが余裕でできるレベルです。

ロメ
ロメ

イラストとは関係ないですけど、GTX1650を搭載しているのでフルHD環境なら3Dゲームもある程度楽しめます。ただし、ストレージの増設が必要になりそうです。

>>mouse DT6-Gの詳細情報

ほとんどのイラスト制作が快適にできるレベルのPC

製品名DAIV A5
OSWindows 10 Home 64ビット
CPUAMD Ryzen™ 7 3700X プロセッサー
メモリ16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージSSD 256GB (NVMe対応) & HDD 1TB
グラフィックスGeForce® GTX 1650 GDDR6版
値段(記事更新時)142,780円~

8コア16スレッドのCPUであるRyzen 7を搭載しており、長く活躍できるだけのスペックが備わっています。Photoshopを使う場合もこのぐらいのスペックが欲しいです。

>>DAIV A5の詳細情報

イラストだけでなく3DCG・動画編集も万全なPC

製品名DAIV Z7 -CM
OSWindows 10 Home 64ビット
CPUインテル® Core™ i7-10700 プロセッサー
メモリ32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージSSD 512GB (NVMe) & HDD 2TB
グラフィックスGeForce RTX™ 3060
値段(記事更新時)219,780円~

ガッツリ描き込んだイラストを描きたい人や、CG系・高画質な動画編集などに挑戦してみたい人向け。負荷のかかるゲームも快適にプレイできます。

>>DAIV Z7 -CMの詳細情報

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【注意1】実際の必要スペックは描きたいものにもよる

ここで紹介した推奨スペックはあくまでも目安として考えていただければと思います。

というのも、どういったイラストを描くかによって必要スペックは大きく変わるからです。

大量のレイヤーを使用したり、サイズの大きな作品を制作したり、本格的なマンガを制作したりする人ほど、できるだけハイスペックなPCを選びましょう。

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【注意2】デジタルイラストにはペンタブも必要

PCでイラストを描くにはペンタブも別で用意しなくてはなりません。

板タブ(モニターなしのペンタブ)なら数千~数万円、液タブ(モニターありのペンタブ)なら数万~数十万円もかかるので、ペンタブをまだ持っていない人はその分の予算も考えておきましょう。

ただ、これを聞いて「無理だよ!こんなの買えるわけないよ!」と思った方もいるはず。

そんな方はペンタブが無くてもお絵描きができるPCを見てみてはいかがでしょうか。

下の記事で単体(またはスマホと接続)でお絵描きができる製品を紹介していますので、もし興味がありましたらお読み下さい。

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イラスト制作入門向けのPCスペック まとめ

イラスト制作に必要なPCのスペックを改めてまとめます。

ここでは性能に直接関係がないOSや、周辺機器のモニターについては除外しています。

  • CPU: 確実なのは1世代前~最新世代のCore i5以上 または Ryzen 5以上
  • メモリ: 最低 8GB、推奨 16GB
  • ストレージ: SSD256GB以上(M.2規格推奨)
  • グラフィックボード: 不要(PhotoshopならGTX 1050Ti相当がおすすめ)

自分のやりたいことに合ったPCを見つけるきっかけになれば幸いです。