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性能・予算別クリエイターPCのおすすめと選び方【2024年】

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こんにちは、絵描きの京時ロメ(@kyotoki_OX)です。

趣味で自作PCを組んだり、お金をケチってジャンクノートPCに手を出したりしています。

ショップには、動画編集やイラスト制作、CGなどといった創作活動に適した「クリエイターPC」と呼ばれる製品がありますよね。

ただ一概にクリエイターPCと言っても、専用の設計が施されているPCもあれば、ゲーミングPCと同じ見た目・仕様のPCをクリエイター向けとして販売していることもあったりと、様々です。

そこで本記事では、自分に合ったクリエイターPCを選ぶコツとオススメを解説していきます。

ゲーミングPCとの違いについても触れていますので、興味のある方はそちらもぜひ読んでみてください。

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クリエイターPCの選び方

身も蓋もない話ですが、メーカーが用途別に製品を提案してくれているため、あるならそれを基準に選ぶのが失敗しづらいです。

用途別に分けられていなかったり、より自分に合ったPCを選びたいという場合は、以下のスペックを基準にPCを選んでみてください。

CPU最新 or 1世代前のCore i5 / Ryzen 5以上
グラフィックス
(GPU)
最新 or 1世代前のGeforce RTX シリーズ
メモリ16GB以上(メモリ1枚より2枚構成を推奨)
ストレージM.2 MVNe SSD 500GB~

これは私の使用経験と各PCストアの情報を元に定めた、「大抵の用途に使える」PCとして最低限必要なスペックになります。

私のメインPCはCPUがちょっと古い以外は上記のスペックにかなり近いのですが、これまでイラスト制作・デザイン・フルHDの動画編集・ゲーム・生成AIなど、様々な要求に対応してくれました。

用途によってはより多くのストレージが必要かもしれませんが、後からパーツを増設してもいいですし、それに抵抗がある人でも外付けストレージを使う形で補えます。

これだけの性能があれば、ほとんどの分野で入門レベルまたはそれ以上のPCとして十分通用するはずです。

クリエイターPCを取り扱っているメーカー

高い人気や品質へのこだわりがあり、かつ用途ごとに製品が用意されているという条件で、初心者にもおすすめなPCメーカーを厳選しました。どこで購入するか迷った際の参考にどうぞ。

・マウスコンピューター

マウスコンピューターではDAIVというクリエイターPCを販売しています。著名なクリエイター達の使用実績に裏付けされた確かな性能と、国内生産による信頼性の高さがウリです。

DAIVだけを見てもラインナップが豊富なため、目的に合ったクリエイターPCを見つけるのは難しくないでしょう。

ちなみにデスクトップPCはケースがハンドル・キャスター付きなのが特徴で、移動の多い現場でも使いやすくなっています。

京時
京時

クリエイター向けとして専用設計されたケースはDAIVならではの魅力です

>>マウスコンピューターのクリエイターPCを見る

・FRONTIER(フロンティア)

1993年に誕生した日本のブランドで、山口県にある工場でPCの組み立て・検査を行っています。

パソコンの心臓ともいえる電源装置のコンデンサーには信頼性の高い日本製を採用しているほか、長時間の高負荷検査や厳しい外観確認を経て送り出されるPCは、安定して高品質です。

クリエイターPCはデスクトップのみですが、10万円台から買えるイラスト・RAW現像向けPCからプロフェッショナル向けPCまで幅広く取り扱っています。

>>FRONTIERのクリエイターPCを見る

・パソコン工房

パソコン工房

SENSE∞というブランドで展開しており、高いコストパフォーマンスを誇ります。ラインナップが他のメーカーと比べてもより細かく分かれており、自分に合ったクリエイターPCを選びやすいです。

また、ノートPCの液晶ディスプレイに関しては40年の歴史を持つiiyama製を採用しており、高い品質を誇ります。

>>パソコン工房のクリエイターPCを見る

・ドスパラ

ドスパラ

ゲーミングPCブランドのGALLERIAが人気のメーカー。クリエイター向けPCは元々Raytrekというブランドでしたが、GALLERIAに統合されました。

過去にはお絵かき用のタブレットを出した実績もあります。

昔起こした電源まわりの問題のせいでネット上では悪評が散見されますが、当然ながら現在では改善されていますし、もし初期不良があったとしても無償修理があるので安心です。

京時
京時

ずっと質が悪いままだったら今日こんにちまで生き残ることはなかったでしょう

>>ドスパラのクリエイターPCを見る

・Sycom(サイコム)

Sycomは自分で様々なパーツの中から選べるため、用途や予算に合わせて柔軟に対応できるのが魅力です。

京時
京時

PCのパーツがよく分からない!という人でも選べるように、パーツごとの詳細ページもちゃんと用意されています。

カスタマイズの幅が広いと不安視されるのがパーツ相性ですが、Sycomでは社内で検証された上で採用されているので安心です。

また、1台のPCを専任のプロフェッショナル1人が担当する方式をとっており、配線方法にまでこだわって組み立てられています。

>>SycomのクリエイターPCを見る

おすすめのクリエイター向けPC【デスクトップ編】

10万円以下、エントリー向け、ミドルクラス、ハイエンド、ワークステーションの5つに分けておすすめのデスクトップ用クリエイターPCを紹介します。各PCがどの用途に合っているかも記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

10万円以下

低予算で購入したい方向けに10万円以下で購入できるクリエイターPCを掲載しています。安い分性能が物足りない場合がありますのでご注意ください。

メーカーパソコン工房
製品名iiyama SENSE-M0P5-R75G-EZ3X
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集
価格(執筆時点)92,800円~
CPURyzen 7 5700G
グラフィックスRadeon Graphics(内蔵)
メモリ 16GB (8GB×2)
ストレージ 500GB SSD
→カスタマイズ可能
京時
京時

入門として十分すぎる性能です。後からグラフィックカードを増設すれば、より幅広い用途に対応できるようになります。

>>製品の詳細ページを見る

エントリークラス

メーカーFRONTIER
製品名FRGKB760/CG1
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集
/ 軽めの動画編集
価格(執筆時点)147,800円~
CPUCore i5-14400F
グラフィックス GeForce GTX 1650
メモリ 16GB (8GB×2)
ストレージ 512GB SSD
→カスタマイズ可能

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ミドルクラス

GALLERIA XA7C-R47-C イラスト向けモデル
メーカードスパラ
製品名GALLERIA XA7C-R47-C イラスト向けモデル
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集 /
動画編集 / 3DCG / CAD / 配信
価格(執筆時点)259,980円~
CPU Core i7-14700F
グラフィックスGeForce RTX 4070
メモリ 32GB (16GB×2)
ストレージ 1TB SSD
→カスタマイズ可能

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ハイエンド

メーカーマウスコンピューター
製品名DAIV FX-I9G90
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集 /
動画編集 / 3DCG / CAD / 配信
価格(執筆時点)649,800円~
CPUCore i9-14900K
グラフィックスGeForce RTX 4090
メモリ 64GB (32GB×2)
ストレージ 2TB SSD
→カスタマイズ可能

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ワークステーション

Lepton WS4000TRX50A
メーカーSycom
製品名Lepton WS4000TRX50A
おすすめの用途科学技術計算 / 動画編集 / 3DCG / CAD
価格(執筆時点)972,810円~
CPU Ryzen Threadripper 7970X
グラフィックス GeForce RTX 4060
メモリ 64GB (16GB×4)
ストレージ 1TB SSD
→カスタマイズ可能

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おすすめのクリエイター向けPC【ノート編】

次はクリエイター向けノートPCのおすすめ紹介です。持ち運びが多い方や、一からPC環境を揃える必要がある方はノートPCを検討してみてはいかがでしょうか。

10万円以下

メーカーパソコン工房
製品名iiyama SENSE-15FH127-i5-UHSX
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集
価格(執筆時点)93,800円~
CPUCore i5-12450H
グラフィックスIntel UHD Graphics(内蔵)
メモリ 16GB (8GB×2)
ストレージ 500GB SSD
→カスタマイズ可能

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エントリークラス

メーカーマウスコンピューター
製品名DAIV R4-I7G50WT-A
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集
軽度の動画編集 / 3DCG制作
価格(執筆時点)169,800円~
CPUCore i7-12650H
グラフィックスGeForce RTX 3050
メモリ 16GB (8GB×2)
ストレージ 500GB SSD
→カスタマイズ可能

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ミドルクラス

メーカーマウスコンピューター
製品名DAIV Z6-I7G60SR-A
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集 /
動画編集 / 3DCG / CAD / 配信
価格(執筆時点)289,800円~
CPUCore i7-13700H
グラフィックスGeForce RTX 4060
メモリ 32GB (8GB×2)
ストレージ 1TB SSD
→カスタマイズ可能

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ハイエンド

メーカーマウスコンピューター
製品名DAIV Z6-I9G70SR-A
おすすめの用途デザイン / マンガ・イラスト制作 / DTM / 写真編集 /
動画編集 / 3DCG / CAD / 配信
価格(執筆時点)399,800円~
CPUCore i9-13900H
グラフィックスGeForce RTX 4070
メモリ 64GB (32GB×2)
ストレージ 2TB SSD
→カスタマイズ可能

>>製品の詳細ページを見る

クリエイターPCとゲーミングPCの違い

純粋なスペックだけ見るとゲーミングPCと変わらないように思いますが、クリエイターPCは一体何が違うのでしょうか?

メーカーによって異なる場合があるものの、クリエイターPCには次のような特徴が見られます。

  • 用途ごとにラインナップがあり、パソコンに詳しくなくても選びやすい
  • NVIDIA RTX A/Tシリーズのような業務向けのグラフィックボードが採用されているモデルがある
  • SDカードスロットやUSBポートなどが豊富に搭載されていたり、高速で万能なThunderbolt端子を採用していたりと、接続端子まわりに力を入れている
  • デスクトップPCのケースは見た目より利便性重視。現場での移動がしやすいようにキャスターや持ち手が付いたデザインのものもある
  • ノートPCなら色の再現性・精度の高い液晶画面が採用されているため、グラフィック系の作業で即戦力になる

周辺機器の拡張性をUSBハブで補ったり、ケースに利便性を求めなければクリエイターPCにこだわる必要性は低いでしょう。

ただ用途ごとにラインナップが用意されている点や、USBハブのような機器を揃えなくてもはじめから豊富な拡張性を備えているのは、慣れないPC初心者にとって魅力的なメリットです。

特にクリエイター向けのノートPCでは色の再現性・精度が高いディスプレイも付いてくるため、初心者だけでなく外出先で作業をしたいプロの方でもおすすめできます。

終わりに: PCを買ったらモニターも用意しよう

ノートPCはともかく、デスクトップPCを買ったならモニターを別途揃える必要があります。

クリエイターにとって色表現の正確性は非常に重要な要素です。

クリエイターPCはゲーミングPCでも代用できますが、モニターに関しては必ず用途に適した製品を選びましょう。

以下の記事でイラスト向け・クリエイター向けモニターを紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。