【5分でできる】クリスタ初心者におすすめな環境設定! 保存&バックアップ方法も解説

※本サイトにはアフィリエイト広告が含まれています
クリスタの使い方
この記事は約6分で読めます。

クリスタのインストールが終わった!何か設定いじっておいた方がいい?

自分に合わない設定のままだと、いくら有料ソフトとはいえそのままでは使いづらいかと思います。

しかし、設定しようにも何を設定すればいいのか分からないし、何より面倒くさそうですよね。

結論、設定は一部だけ確認しておけば大丈夫です。

本記事では、クリスタ初心者が最低限やっておきたい環境設定として

  • ツール
  • インターフェース
  • パフォーマンス
  • カーソル
  • キャンバス
  • ファイル

の6項目をピックアップして紹介します。

少し設定を変えるだけでクリスタの動作が軽くなったり、見やすくなったりするので、ぜひお試し下さい。

また、環境設定をクラウドにバックアップする方法も解説しています。

余裕がある人はそちらも合わせてお読み下さい。

広告

クリスタでやっておきたい環境設定6つ

環境設定の開き方

「ファイル」→「環境設定」をクリックするか、 ショートカットキーの「Ctrl + K」

で環境設定が開けます。

ここからは各項目ごとに必要な設定を解説します。

ツール

環境設定のツール項目

・ツールの一時切り替え(ツールシフト)

「ショートカットキーを長押ししてツールを一時的に切り替える」はチェックを入れておくのがオススメです。

長押ししている間ツールが切り替わり、離すと元のツールに戻ってくれるようになります。

例えば「ペン(P)→消しゴム(E)→ペン(P)」と切り替える操作なら、「E長押し→離す」だけで済むように。
ツールを切り替える際の動きを減らせます。

「ツールの一時切り替えと判断するまでのキー押下時間」はツールが長押しされていると判定されるまでの時間です。

とりあえず500ミリ秒のままで使ってみて後で調節しましょう。

インターフェース

環境設定のインターフェース項目

・IME制御

「テキストレイヤー編集開始時に自動的にIMEをONにする」を有効にすると、テキストレイヤーの文字入力をする時に、自動で日本語入力に切り替わるようになります。

「各パネルのテキスト入力時にIMEの自動切り替えを行う」が有効だと、レイヤー名を入力する時は日本語入力に、ツールプロパティで数値を入力する時は半角英数字に……
といった具合で自動的に適切なIMEへ切り替えてくれます。

地味に便利なので、「英数字しか使わないよ」って人以外は両方チェックを入れておきましょう。

・カラー

インターフェースのカラー設定

クリスタの画面カラーを、淡色と濃色の2つの配色テーマから切り替えられます。

濃度調整ができるので、細かい明るさの調整も可能です。

これに関してはぶっちゃけお好みですが、光の刺激が少ない濃色テーマをおすすめします

パフォーマンス

環境設定のパフォーマンス項目

・メモリ

メモリが16GBあるような高性能PCなら気にしなくて大丈夫です。

「仮想メモリの作成先」は空き容量に余裕があるフォルダにしましょう。

ただし、外付けのストレージは転送速度が遅いので避けるのが無難です。

「アプリケーションへの割当」は、下の使用するメモリサイズや使用可能なメモリサイズを見ながら調整しましょう。

クリスタ以外にもWebブラウザなどのアプリケーションを使う点を考慮すると、50%~70%の範囲内で調整するのが良いかと思います。

・取り消し

クリスタの動作が重く感じる人は、「取り消し回数」を減らすと軽くなるかもしれません。

ただし回数が少ないと、ミスに気づいても元に戻せない……なんてことが起こりうるので注意しましょう。

つまりレイヤーまわりでよく間違える人などは、回数を増やしたほうが良いということです。

ロメ
ロメ

僕は100回でも足りないことがあったので140回に設定しています

「描画終了後、別の取消対象と判断するまでの時間」を長くすると、線が途切れても1回分の描画扱いとなり、まとめて取り消してくれるようになります。

取り消し回数の圧縮にも繋がるので、設定しておくのがおすすめです。

とりあえず100ミリ秒くらいに設定して使ってみましょう。

カーソル

環境設定のカーソル項目

・ブラシサイズカーソルが小さい時の追加表示

ブラシサイズカーソルを設定しているツールは、キャンバスの表示倍率やブラシサイズを小さくした際に、カーソルが小さな点になってしまいます。

「点」や「線」に設定しておけば、まわりに十字が表示されるようになり、見やすくなります。

・反転カーソル(ブラシサイズ・照準・極小ドット)の表示位置

「手ブレ補正に合わせて遅延」→「遅延しない」

カーソル形状がブラシサイズや照準、極小ドットのツールを、手ブレ補正を効かせて使う時に影響します。

「手ブレ補正に合わせて遅延」に設定していると、遅れて描画されている線の方にカーソルが合うようになります。

描いててしっくり来る方に設定しましょう。

キャンバス

環境設定のキャンバス項目

・表示品質

「標準」に設定すると、キャンバスの回転やズーム時に画像が荒くなる代わりに動作が軽くなります。

「高品質」にすると、表示される画像がキレイに。

ただし、回転・表示倍率によっては動作が重くなってしまいます。

まずは「高品質」に設定しておいて、ストレスを感じるようであれば「標準」にしてみてください。

ファイル

環境設定のファイル項目

・復元

復元情報の保存で強制的に作業を中断され、集中を乱される人も多いのではないでしょうか。

この設定を変更すれば、保存の間隔を延長したり、復元情報を保存すること自体を無効化したりできます。

まぁその分、手動の保存をこまめにしないとPCやクリスタが落ちた時に地獄をみますが……

僕の場合、復元の無効化は流石に怖いので保存間隔を60分に設定しています。

ロメ
ロメ

作業に夢中だとつい忘れてしまうんですよね……

△ 目次へ戻る

移行時にも便利! 環境設定のクラウド保存方法

クリスタのクラウド機能でバックアップを保存しておくと、もしもの時はもちろん、別のデバイスへ移行する際に役立ちます。

方法は簡単。

1.(ペイントソフトではない方の)CLIP STUDIOを開く

2.右上の青い雲のマークが表示されている部分をクリック

クリスタのクラウドメニューの場所

3.「アプリ設定のバックアップをいますぐ行う」をクリック

「アプリ設定のバックアップをいますぐ行う」をクリック

4.初回は確認のメッセージが表示されると思うので「はい」を選択

復元する時は「アプリ設定を復元する」をクリックし、過去に保存したバックアップの中から選択するだけです。

ただし、保存の上限を超えると古いバックアップは削除されてしまうので注意しましょう。

△ 目次へ戻る

まとめ

クリスタで最低限確認しておきたい環境設定として、

  • ツール
  • インターフェース
  • パフォーマンス
  • カーソル
  • キャンバス
  • ファイル

の6項目の中から紹介しました。

ちょっと変えるだけでもびっくりするほど使いやすくなることもあります。

特に最初のうちは難しい設定をいじろうとせず、簡単なところから取り組んでみて下さい。

また、時間に余裕があればクラウドへ設定をバックアップしておきましょう。