メニューを毎回ポチポチするのがめんどい! 何か楽できる方法ない?
こういう場合に有効なのが、ショートカットとクイックアクセス、そしてコマンドバーになります。
コマンドバーはキャンバス上部に常設された第二のクイックアクセスのようなものですね。ただし、ワークスペースの一部として扱われる点がクイックアクセスと異なります。
コマンドバーを上手く活用して操作の手間を減らし、より快適に作業できるようにしましょう。
コマンドバーを表示・非表示にする
コマンドバーが見つからない時はコマンドバーの表示が無効になっているかもしれません。
「ウィンドウ」メニュー内に「コマンドバー」という項目があるので、そこにチェックマークが入っていない時はクリックして表示させましょう。
「コマンドバーが邪魔」という人も同様の操作で非表示にすることが出来ます。
また、コマンドバーを移動させたい人もいるかと思いますが、現状では不可能です。
代わりの手段として、ショートカットキーやクイックアクセスに表示・非表示切り替えの操作を登録しておくとよいでしょう。
コマンドバーを編集する
コマンドバーのカスタマイズ方法を解説します。
各操作ごとに手順をまとめました。
機能・セパレーターの追加
【1】「コマンドバー設定」を開く
【2】追加したい場所を選択する(選択した右側に追加される)
【3】追加したい機能を選択する(セパレーターなら「セパレーターを追加」で完了)
【4】「追加」ボタンをクリックする
サブツールなどはパレットから直接Ctrl+ドラッグでも追加できます。
また、コマンドバー上で右クリック→「描画色を追加」で現在の描画色をコマンドバーに登録することも可能です。
機能・セパレーターの削除
【1】「コマンドバー設定」を開く
【2】削除したい機能・セパレーターを選択する
【3】「削除」ボタンをクリックする
「コマンドバー設定」を開いていない状態でも、アイコン上で右クリック→「削除」で削除可能です。
コマンドバーの並べ替え
【1】「コマンドバー設定」を開く
【2】並べ替えたいアイコンを希望の位置までドラッグする
「コマンドバー設定」を開かなくても、Ctrlを押しながらドラッグすることで並べ替えができます。
また、他のアイコンの上にドラッグするとグループにしてまとめることが可能です。
アイコン変更
【1】「コマンドバー設定」を開く
【2】アイコンを変更したい機能を選択する
【3】「設定」をクリックする
【4】アイコン画像を変えたい時は「画像ファイルを指定」を、背景色を変えたい時は「アイコンの背景色」にチェックを入れた後、色を設定する
【1】~【3】はアイコンの上で右クリック→「アイコン設定」という方法でも可能です。
変更したアイコンは他の場所にも反映されます
コマンドバーの初期化
【1】「コマンドバー設定」を開く
【2】「初期レイアウトに戻す」をクリック
コマンドバーがアイコンを除いてインストール時の状態になります。
取り消しで戻すことはできないので、初期化する前に保存を忘れないようにしましょう。
コマンドバーの保存
コマンドバーはワークスペースの一部なので、「ワークスペースを登録」で保存することになります。
コマンドバー単体ではなく、パレットの配置やショートカットキー設定も含まれるので、それらもカスタマイズした上で保存すると良いでしょう。
ワークスペースの詳しい保存方法についてはこちらの記事で解説しています。
コマンドバーのカスタマイズ例
僕が使っているコマンドバーをカスタマイズ例として紹介します。
お試しで登録している機能もありますが、基本的にはメニューの中から使いそうな機能を選びました。
登録しているのは、
- ファイル保存・書き出し
- スナップする/しないの切り替え
- 色取得
- 選択範囲関連
- キャンバス操作(ナビゲーター代わりに)
- 色調補正
- コピー(切り取り)&貼り付け
- 取り消し・やり直し
といった、頻繁に使う機能や、登録することで操作数を減らせる機能を中心に選んでいます。
ショートカットキーに登録する程でもないけど、すぐ使えると便利だなと思う機能があったら、ぜひコマンドバーに入れてみてください。
まとめ
ここまでクリスタのコマンドバーを編集する方法を解説しました。
基本的にショートカットやクイックアクセスでの操作が多く、コマンドバーはその補助的な存在になりがちですが、かゆいところに手が届く便利な機能です。
まずは「.jpg(JPEG)で書き出し」や「.png(PNG)で書き出し」といった機能から登録してみてはいかがでしょうか。