オートアクションって名前からして便利そうだけど、どうやって使うのか分からなくて……
ちゃんと使えたらきっと便利なんだろうけど、なんか難しそう……そんなイメージを持つ初心者は多いのではないでしょうか。
こんにちは、絵描きの京時ロメ(@kyotoki_OX)です。
僕もクリスタを買ったばかりの頃はオートアクションを作るのが面倒くさそうで使っていませんでした。
後になってわかった事ですが、別に自分で作らなくても素材をダウンロードして使えばよかったんですよね。
今回はオートアクションに興味がある人へ向けて使い方や作り方、おすすめの素材などを紹介します。
自分でオートアクションを作りたい人、ダウンロードしたオートアクションで作業を効率化したい人もぜひご覧ください。
オートアクションの使い方
【1】オートアクションパレットを表示する
「ウィンドウ」メニュー > 「オートアクション」にチェックを入れると表示されます。
初期状態のワークスペースだとレイヤーパレットと同じ場所にまとめられています。
【2】セットを選択
オートアクションパレット上部のアクションセットバーから使用したいセットを選択します。
【3】アクションを実行
あとは使いたいアクションを選択し、下にある実行ボタン(三角のマーク)をクリックすれば実行します。
オートアクション内のコマンドを選択している場合は、それ以降の操作が実行されます。
ちなみにパレットメニューから「ボタンモード」を有効にすれば、アクション名をクリックするだけで実行できるようになります。
オートアクションの作成方法
【0】(必要なら)オートアクションセットを作成
アクションセットバーの右のアイコンをクリックするとセットの新規作成が出来ます。
既存のセットと別にしたい時は作成しましょう。
【1】新しいオートアクションの追加
オートアクションパレット右下にある追加ボタン(ゴミ箱の左隣)をクリックして新規のオートアクションを追加します。
分かりやすい名前を付けておきましょう。
【2】オートアクションの記録開始
先程追加したオートアクションはそのままだと空っぽの状態なので、アクションの記録が必要です。
オートアクションを選択した状態でパレット下部にある赤い丸のボタンをクリックして、オートアクションの記録を始めます。
【3】記録したい操作を行う
オートアクションに登録したい一連の操作を実際に行います。
【4】記録の終了
操作が最後まで終わったら、もう一度赤いボタン(四角に変化してます)を押して記録を終了させましょう。
これでオートアクションが使用できるようになります。
もう一度記録開始すると、選択中のアクションに追加される形で記録されていきます。
間違えて記録を途中でやめてしまっても大丈夫ということですね。
また、無駄な操作を入れてしまった場合はアクションの中身から削除しておきましょう。
おすすめオートアクション素材
ここまでオートアクションの作り方を解説しましたが、やっぱり面倒くさそうという感想を持った人は多いのではないでしょうか。
そんな時はCLIP STUDIO ASSETSからオートアクションをダウンロードしちゃいましょう。
ユーザーが多いおかげで、便利なオートアクション素材がごろごろ公開されていますが、その中でも汎用性のありそうなオートアクション素材を紹介します。
読んだだけじゃ分からないこともあるので、試しに色々入れて使ってみましょう。
・色収差(RGBずらし)アクション
色収差加工ができるオートアクション。無料。
・グラデーションマップで色を選ぶグロー効果オートアクション
グラデーションマップレイヤーでグロー効果をかけるオートアクション。無料。
・デジタル線画ゴミ確認用
線画の消し忘れを確認するのに有用。無料。
・時短イラスト加工オートアクションセット
グロー効果や色収差加工、カラーフィルタ等、イラストの仕上げが楽になるオートアクションセット。僕がオートアクションの威力を身をもって知った素材。80GOLDが必要。
・写真イラスト化オートセット◯
写真をイラストっぽく加工するオートアクションセット。100CLIPPYで入手可。
オートアクション素材を読み込む
ダウンロードしたオートアクション素材は読み込みが必要です。
オートアクションパレットの右上、アクションセットバーの2つ右隣のボタンをクリックし、「セット素材を読み込み」ダイアログを表示させましょう。
そこからダウンロードした素材を選択し、読み込むと使用できるようになります。
まとめ
オートアクションの解説は以上となります。
使い方から作り方まで一通り説明しましたが、最初のうちは使い方と素材の読み込み方法だけ覚えておけば十分です。
自作しなくても便利な素材が公開されているので、面倒ならそちらを頼って作業をどんどん快適にしていきましょう。
オートアクションに対する心理的なハードルがちょっとでも下がってくれれば幸いです。