
スマホで使えるペンタブってないの?
ペンタブと言えば、普通はパソコンにつないで使うものですが、最近ではスマホにも対応した製品が増えてきました。
パソコンを持っていない人や低予算で快適なお絵かき環境を整えたい人にとって、スマホでも使えるペンタブは大変魅力的な選択肢かと思います。
しかし、どのペンタブを買えばいいか決められなかったり、そもそも自分のスマホにペンタブが対応しているのか分からなかったりするのではないでしょうか。
本記事では、自分のスマホに対応したペンタブを選ぶポイントや、比較的低予算で購入できるおすすめのスマホ対応板タブ・液タブを紹介します。
後悔しないペンタブ選びをして、快適なデジタルイラスト制作を満喫しましょう。
スマホのペンタブ対応・非対応について
まず前提条件として、スマホ対応のペンタブを使うにはOSがAndroidでなくてはなりません。

一応iPhoneに対応している製品もありますが、詳しくは後ほど紹介する「XP-Pen Deco Pro MW」で解説しています
また、ペンタブが自分のスマホに対応しているかどうかを調べるために、ショッピングサイトの商品ページや公式サイトの情報は必ず確認しましょう。
対応している機種や接続するための条件、必要な物がわかるはずです。
- OSが対応しているか(例: Android6.0以上)
- 接続方法が対応しているか(例: USB type-C)
- 別途必要なものがないか(例: OTGアダプタ)
- パソコンが無くてもすぐに使えるか
の4点を調べておけば十分でしょう。
ちなみに3番目と4番目の項目については、スマホ対応と表記されていてもそのまま・それだけでは使えないペンタブが一部存在するため記載させていただきました。
僕が確認した限りではワコムの「Wacom Intuos Small ベーシック」という製品がこれに該当するので、購入の際は気をつけてください。
商品ページを見ても不安な場合は、ブログや動画サイトなどのレビューも合わせて見るのをおすすめします。
「〇〇で使えた」「~~では反応が悪かった」などの動作報告をしてくれている人がいるので、積極的に活用しましょう。
スマホ対応のおすすめペンタブ5選
スマホに接続できるペンタブの中でも比較的安く買える5製品を紹介します。
とにかく安いモデルのほか、付属品や性能面で優秀なペンタブも選びました。
板タブと液タブ両方を紹介しているので、好きな方をチェックしてみてください。
ただ液タブについてはまだ対応機種が少ないため、スマホで液タブを使いたい人は第2候補として板タブも検討しておいた方がいいです。
GAOMON S620
値段 | 3,799円 |
筆圧レベル | 8,192段階 |
読み取り可能範囲 | (スマホ接続時) 101 x 61.82 mm |
傾き検知 | なし |
ファンクションキー | 4個 |
接続方法 | USB(有線) |
スマホでの使用条件 | Android6.0以降・OTG機能に対応 |
付属品・特典 | 替え芯8本 スマホ接続用変換アダプタ(USB Type-C) 2本指グローブ?(レビュー情報より) など |
とにかく安くて持ち運びカンタン
安さを求めるならこれ。傾き検知がない点が価格相応ではあるものの、筆圧レベルは8192段階あります。
内容物にスマホ接続用の変換アダプタも含まれているので、別で何か用意しなくても家に届いてすぐお絵かきができます。
良くも悪くもサイズが小さいため、頻繁に持ち運びたい人や軽くお絵かきしたい人におすすめです。
>>Amazonで見るXP-Pen Deco01 V2
値段 | 6,500円 |
筆圧レベル | 8,192段階 |
読み取り可能範囲 | 254 x 159 mm(中型) |
傾き検知 | あり(60°) |
ファンクションキー | 8個 |
接続方法 | USB(有線) |
スマホでの使用条件 | Android6.0以降・OTG機能に対応 |
付属品・特典 | 替え芯8本 ペンスタンド 変換アダプタ2種(USB-TypeC / Micro USB) 二本指グローブ 保護フィルム など ★特典ソフト ペイントソフト openCanvas(Windowsのみ対応) または ペイントソフト ArtRage Lite |
豪華な付属品が初心者にうってつけ
板タブとしては使い勝手の良い中型サイズで、性能面でも筆圧レベルは8192段階、傾き検知に対応しているなど、不足を感じさせないものとなっています。
本製品の魅力は、二本指グローブや保護フィルムなどの付属品が豊富な点です。
中でもペイントソフトopenCanvasが特典で入手できる点は見逃せないポイントで、これからデジタルイラストを始める人であれば初期費用を大きく節約できます。
>>XP-Pen公式ストアで見る
XP-Pen Deco Pro MW
値段 | 16,500円 |
筆圧レベル | 8,192段階 |
読み取り可能範囲 | 279.4 x 152.4 mm(中型) |
傾き検知 | あり(60°) |
ファンクションキー | 8個+ホイール |
接続方法 | USB(有線)・Bluetooth |
スマホでの使用条件 | 【有線】Android6.0以降・OTG機能に対応 【無線】Bluetoothに対応(iPhoneはiOS11.0以降、ibisPaintのみ) |
付属品・特典 | 替え芯10本 ペンホルダー Bluetoothレシーバー 変換アダプタ(Micro USB) 二本指グローブ など ★特典ソフト ペイントソフト openCanvas(Windowsのみ対応) または ペイントソフト ArtRage 6 |
業界初! iPhoneで使える無線対応ペンタブ
今までスマホ対応のペンタブはAndroidのみでしか使用できませんでしたが、ついにiPhoneでも使えるペンタブが登場しました。
ただし対応といっても「ibisPaint」を使用する場合に限られる点は注意しましょう。
また、iPhoneで正常に動作しなかったというレビューを数件確認できたので、不安なiPhoneユーザーは改善されるまで様子見することをおすすめします。
ペンタブ以外にもタッチペンを買うという手段もぜひ検討してみてください。
>>XP-Pen公式ストアで見る
XP-Pen ARTIST 12 セカンド(豪華版)
値段 | 31,980円 |
筆圧レベル | 8,192段階 |
表示エリア | 263 x 148 mm |
解像度 | フルHD(1920 x 1080 px) |
色域 | NTSC: 90% sRGB :127% Adobe RGB: 94% |
傾き検知 | あり(60°) |
ファンクションキー | 8個 |
接続方法 | USB(有線)・HDMI |
スマホでの使用条件 | Android(USB3.1 & Displayport1.2以上) 別途給電用のアダプターが必要(ポータブル充電でもOK) |
付属品・特典 | 替え芯10本 3 in 1 USBケーブル 二本指グローブ 延長コード (豪華版)USB Type-Cケーブル (豪華版)ペーパーライク保護フィルム など ★特典ソフト ペイントソフト openCanvas(Windowsのみ対応) または ペイントソフト ArtRage 6 |
3万円で買えるエントリー向け液タブ
画面サイズが12インチで小さめではあるものの必要な性能はしっかり抑えており、中でも色域の広さが際立ちます。
また、新たに搭載されたX3スマートチップにより、従来品から描き心地が大きく改善しています。
正直、この性能の液タブが3万円で買えるというのはかなりお得です。
さらにXP-Pen製なので、イラストソフトopenCanvasが特典で選べる点が大きな魅力。
ただ、スマホにつないで使うには板タブよりも条件が厳しく、対応機種が限られるという難点があります。
それでもやはりこの性能をこの価格で買えるのは魅力的なので、もしスマホが対応しているのであればこれを機に液タブデビューしてみては。

今回はスマホで使う想定のため、接続に必要な専用Type-Cケーブルが付属している豪華版を紹介させていただきました。

HUION Kamvas 16 (2021)
値段 | 41,999円(スタンド付きは+3,000円) |
筆圧レベル | 8,192段階 |
表示エリア | 344.2 x 193.6 mm |
解像度 | フルHD(1920 x 1080 px) |
色域 | NTSC: 88% sRGB :120% Adobe RGB: 92% |
傾き検知 | あり(60°) |
ファンクションキー | 10個 |
接続方法 | USB(有線)・HDMI |
スマホでの使用条件 | Android(USB3.1 & Displayport1.2以上) |
付属品・特典 | 替え芯10本 ペンスタンド 3 in 1 USBケーブル USB Type-Cケーブル 電源アダプター 電源ケーブル 延長ケーブル など |
15.6インチの画面でのびのび描ける高コスパ液タブ
12インチの液タブよりも余裕のある画面でお絵かきができます。
リュックなどに入れれば持ち運びも難なくできますが、どちらかというと家で描くことが多い人向けのサイズですね。
その他の性能は先程紹介したARTIST 12 セカンドとほぼ同じで、ファンクションキーに関してはこちらの方が2つ多い10個となっています。
付属品の面ではケーブル類が充実しており、複数の方法で接続できるようになっている点が好印象。
またArtist 12 セカンドと違って電源アダプターが付属しているので、こちら側で用意する必要がありません。
ただこちらも同様に条件が厳しいため、対応しているか事前の確認は忘れずに。
まとめ
以上、スマホ対応ペンタブの紹介でした。
今後もスマホ対応のペンタブはどんどん増えていくと思うので、購入を考えているなら新製品のチェックは欠かさず行うようにしましょう。
本記事が皆さんのペンタブ選びの参考になれば幸いです。