TourBoxを使いたいけど、割り当てを変えるのってどうすればいいの?
そんな方へ向けて本記事では、TourBoxのプリセット作成方法・配布プリセットの追加方法を解説していきます。
操作の割り当てができるようになればより自分に合った使用感にできますし、そういった設定が面倒な人でも追加方法が分かれば配布プリセットを色々試せるようになることでしょう。
また、TourBoxでボタンを押してもプリセット通りに反応しない・動かない場合の確認ポイントも紹介していますので、設定に自信がない・悩んでいる方はぜひお読みください。
プリセットのダウンロード・追加方法
自分で一から作るのは面倒、誰かの作ったプリセットを参考にしたいという方向けに配布プリセットの追加方法を解説します。
大まかな流れとしては、Webサイトからプリセットをダウンロード→設定ソフトにインポートを行う、といった手順が必要です。
このように手順自体はシンプルですが、スムーズに進めるためにもしっかりと確認しておきましょう。
配布プリセットをダウンロードする
ブログなどで配布している方もいらっしゃいますが、まずはプリセットが豊富な公式サイトから探すのがおすすめです。
ここでは公式サイトからダウンロードすることにします
各ソフト向けにプリセットが用意されているので、目当てのソフトに絞り込んで表示されたものをダウンロードしましょう。
ご覧のようにページ上ではプリセットの詳細な設定内容が分からず、手間ですが一つ一つダウンロード・追加して確認する必要があります。
ソフト1つに絞ってもプリセットの数が多いので、とりあえず自分の環境に一致するシステム・言語のプリセットからダウンロードしてみるとよいでしょう。
せめて「マンガ制作用」「厚塗り用」みたいに、同じソフトでもどういう用途に向けたプリセットなのか名前で区別できると選びやすそうなのになぁと思います
設定ソフトに追加する
- STEP 1設定ソフト「TourBoxコンソール」を開く
- STEP 2TourBoxを接続する
上の画像のように接続していない状態だと設定ができませんが、TourBox接続後はこのような設定画面に切り替わります。
もし接続したのに画面が変わらないという場合は、設定ソフトを再起動したりTourBoxをつなぎ直したりしてみて、それでもダメならPCを再起動してみると正常に動作する可能性があります。
- STEP 3「プリセットをインポート」を選択
設定画面が表示されたら、画面左上のプリセットリストに注目。
正方形に向かって矢印が伸びてるアイコンをクリックします。
- STEP 4ダウンロードしたプリセットファイルを選択すれば追加完了
プリセット選択後、「開く」ボタンをクリックすればプリセットリストに新しく追加されているはずです。
もしプリセットファイルの場所が分からない場合は、「ダウンロード」フォルダを確認してみてください。
プリセットの作成方法
ここからはオリジナルのプリセットを作る方法を解説していきます。配布プリセットを改造する際にも役立つのでぜひ参考にしていただければと思います。
プリセットの追加時と同様に設定ソフト「TourBoxコンソール」を開き、TourBoxをPCに接続しましょう。
プリセットリストにある、正方形にプラスの付いたアイコンをクリックしてプリセットを新規作成します。
次のような画面が表示されるので上の枠に名前を記入して、OKをクリック。
「プリセットの種類」についてですが、カスタム以外を選ぶと最初からある程度設定された状態で始められます。
用途に当てはまる選択肢があれば試してみると良いでしょう。
キー割り当て
- STEP 1設定したいボタンの欄をクリック
- STEP 2割り当てたいキーを入力
画面が表示されたら割り当てたいキーをキーボードで指定します。例えば「Delete」キーを設定したいなら「Delete」キーを押してください。
Built-inに目当ての操作があるなら、そちらから選択すると良いでしょう。
キーボードのキー以外にもマクロやTourMenuが設定できますが、その2つについては内容が雑多になるのを避けたいので後日別記事にして扱うことにします。
- STEP 3タグを入力したらOKを押して完了
タグには分かりやすいようにどういう操作なのかを記入しましょう。
ちなみにボタンを離し入力 or 長押し連続入力にしたい場合は、右側にあるアイコンをクリックして有効化できます。
スピード調整・振動段階調整
※TourBox Elite向け
回転系のボタン(ノブ・スクロール・ダイヤル)には触覚フィードバックが搭載されており、スピード・振動段階それぞれ調節が可能です。
スピードというのは、どのくらい回せば反応するかという入力の間隔を、振動段階は振動の強弱を指しています。
設定方法は簡単。ノブ・スクロール・ダイヤルの欄右側のアイコン2つをクリックしてそれぞれ調節しましょう。
アイコンの棒が多いほど振動は強く、スピードは早くなります。アイコンが非表示の場合は振動だとOFF、スピードだと最も入力間隔が短くなります。
タグの編集
キー割り当て時に登録したタグは編集が可能です。
プリセットリストから編集したいプリセットの左にある横3本線をクリックし、「タグの編集」を選択します。
プリセットに登録されているタグが一覧で表示されるので、編集したいショートカットまたはキーを選択して編集しましょう。タグを削除したい時は右側のバツボタンで行えます。
ちなみに右側にある横3本線を押しながら移動すると、リストの順番を入れ替えることが可能です。
編集を終わる時は必ず「保存」を押してから画面を閉じましょう。
逆に保存したくない・編集前に戻したい時は「保存」を押さずに画面を閉じれば大丈夫です。確認が出てくるのでOKを押します。
プリセットのオートスウィッチ有効化
オートスウィッチは、各ソフトに操作を切り替えた際に自動でプリセットも切り替えてくれる機能です。
これを設定しておけば、例えばクリスタを操作する時はクリスタ用のプリセットになり、Photoshopを操作する時はPhotoshop用のプリセットになるといったように、わざわざ設定ソフトで切り替える手間が省けるので必ず有効化しておきましょう。
- STEP 1リストから設定したいプリセットの右側にあるアイコンをクリック
- STEP 2紐付けたいソフトをリストから選択で完了
もし見つからない場合はそのソフトを起動するとリストの下に出てくることがあるので、ぜひ試してみてください。
また紐付けを解除したい時は、プリセット右のアイコンクリック後、上側にある「関連を解除」を選択すればOKです。
作ったプリセットを共有するには
- STEP 1リストから共有したいプリセットの横3本線をクリックしてメニューを開く
- STEP 2「エクスポート」を選択
もし見つからない場合はそのソフトを起動するとリストの下に出てくることがあるので、ぜひ試してみてください。
また紐付けを解除したい時は、プリセット右のアイコンクリック後、「関連を解除」を選択すればOKです。
- STEP 3任意の場所(後で分かるような場所)へ移動し、ファイル名を入力して完了
エクスポート完了後はプリセットのファイルをクラウドストレージやUSBメモリなどに移して共有を行います。
京時エクスポート時にUSBメモリやクラウドストレージに場所を指定しておくと手間が省けます。
TourBoxが思うように動かない時の確認事項
ソフト側のショートカット設定とプリセットのキーが一致していないと、動かなかったり想定とは違う操作が行われたりします。
対策として、TourBox側のプリセットとソフトのショートカットキー設定のどちらかをもう片方に合わせるようにしましょう。
また、TourBoxコンソールが起動していない場合も動かない可能性があります。
初期の設定ならPC起動時にTourBoxコンソールも起動するようになっていますが、もしOFFにしているなら有効化しておきましょう。
PCを使い慣れている人ならタスクマネージャーからでもOKです
まとめ
以上、TourBoxのプリセットの追加方法・作成方法を解説しました。
本記事がTourBoxを使いこなすための参考になれば幸いです。
自分も愛用しているとは言えすべての機能を活用できているとまではいかないので、今回のような記事を通して皆さんと一緒に学んでいけたらと思います。