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【1万円台~】安めのイラスト制作向けモニターおすすめ6選

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イラスト制作向けのモニターといえばカラーマネジメントディスプレイなどが候補になりますが、その多くが6万円だったり10万円だったりと高価です。

確かに広色域で色の再現が正確なモニターがいいのは確か。

とはいえ、そこまでお金を出せるのはイラストを描いて生計を立てているようなプロの方たちであって、趣味でお絵かきを楽しみたい人がいきなり買えるようなものではありません。

そこで今回は、趣味でイラストを描いている人たちでも手を出しやすい、比較的お手頃なイラスト制作向けの液晶モニターを紹介します。

これからデジタルイラストを始めたくてPCを買う方や、予算をかけずにモニターを買い替えたい方の参考になれば幸いです。

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格安イラスト向けモニターの基準・妥協点

まずは今回おすすめのモニターを選ぶにあたっての基準を説明しておきます。

基本的には別記事で解説しているイラスト向けモニターの選び方に従っていますが、安いモニターを選ぶために一部妥協している点はご了承ください。

選定基準を簡単にまとめると次のとおりです。

  • 価格1~2万円台
  • sRGBカバー率99%未満も候補
  • IPS(ADS)パネル採用
  • ノングレア加工
  • 解像度フルHD以上、サイズ21.5インチ以上

>>解説を飛ばしておすすめのモニターを見る

価格は1~2万円台

ここで紹介するモニターは1~2万円台、つまり予算3万円までの範囲で買える液晶モニターから厳選しました。

この価格帯でもAmazonなどでセール対象になることがよくあるため、すぐに必要でないなら、直近のセールまで待つとさらにお得に買い物できるかもしれません。

安いモニターほど入力端子が少なかったりサイズが小さかったりと、何かしら妥協しなくてはならない部分が出てくるので、選ぶ際はしっかり製品情報やレビューを読むようにしましょう。

色域未表記の製品も候補

イラスト制作向けのモニターを選ぶ際によく重視されるのが色域のカバー率。

特に、Webコンテンツをはじめ広く使われているsRGB規格に関しては、極力99~100%をカバーしているモニターが好ましいです。

しかしできるだけ安いモニター、特に1万円台で済ませようとするなら、sRGBカバー率99%以上を満たす製品は限られてきます。

仮にそういう表記があったとしても、よく分からないメーカーのものをオススメするわけにはいきません。

そのため、どうしても低予算で済ませたい人向けの妥協案としてsRGBカバー率が未表記のモニターからも選ぶことにしました。

IPS(ADS)パネル採用

視野角が広く、色再現性の高いIPS(ADS)パネルが採用されたモニターから選んでいます。

どの液晶ペンタブレット(液タブ)にも採用されていることから分かるように、IPSパネルがイラスト制作用としては最適です。

TAやVAパネルと比べて高価になりがちでしたが、今ではほとんど差がないレベルにまで縮まっているため、イラスト制作のためにIPS(ADS)パネル以外のモニターを買う理由はありません。

ノングレア加工

モニターにはグレア(光沢)とノングレア(非光沢、アンチグレア)の2種類の加工方法があります。

グレアだと見栄えは良いのですが反射・映り込みしやすいせいで見づらかったり目が疲れやすかったりします。

そのためノングレアを選んでおけば、見栄えこそ劣るものの、反射・映り込みしづらく長時間作業もやりやすくなります。

グラフィック系なら見栄えが良い方を選んだほうがいいんじゃないの?

と疑問に思った方もいるかもしれませんが、見栄えの良いモニターはあくまで観賞用として優れているにすぎません。

作品データ自体が良くなるわけではないので覚えておきましょう。

解像度はフルHD以上、サイズは21.5インチ以上

解像度は現在の液晶モニターの主流であるフルHD(1920 × 1080)以上、サイズは21.5インチ以上のモニターから選びました。

解像度が大きいほど多くの情報を1画面に表示できたり、高画質の画像をきめ細やかに映し出すことが可能になります。

サイズは大きいほど画面が見やすくなりますが、その分値段も高い傾向になるため予算と相談して決めましょう。

おすすめの安いイラスト向けモニター

ここからおすすめのモニター紹介に移ります。

値段も大事ですが、自分のPCと接続できるか、ゲーム機をつなぐためのHDMI端子は足りるかなど、入力端子についてもよく確認しておきましょう

【1万円台】ASUS VZ249HR

メーカーASUS
価格(Amazon調べ)13,980円
サイズ23.8インチ
解像度フルHD(1920×1080)
色域非公表(NTSC 72%相当)
駆動方式IPS
入力端子HDMI / D-Sub端子
保証3年
スタンド調節チルト(上下首振り)
特徴7mmの薄さ
ブルーライト軽減機能
フリッカーフリー
1.5W×2スピーカー搭載
>>Amazonで詳細を見る

【1万円台】LG 24MR400-B

メーカーLG
価格(Amazon調べ)18,800円
サイズ23.8インチ
解像度フルHD(1920×1080)
色域sRGB 99%
駆動方式IPS
入力端子HDMI / D-Sub端子
保証3年
スタンド調節チルト(上下首振り)
特徴リフレッシュレート100Hz
Super Resolution+
AMD FreeSync テクノロジー
ブルーライト軽減機能
フリッカーフリー
省エネモード
>>Amazonで詳細を見る

【2万円前後】BenQ GW2480L

メーカーBenQ
価格(Amazon調べ)19,800円
サイズ23.8インチ
解像度フルHD(1920×1080)
色域NTSC 72%
駆動方式IPS方式
入力端子HDMI / DisplayPort / D-Sub端子
保証3年
スタンド調節チルト(上下首振り)
特徴輝度自動調整機能(B.I.)
ブルーライト軽減プラス
フリッカーフリー
ColorWeaknessモード
ウルトラスリムベゼルデザイン
1W×2スピーカー搭載
>>Amazonで詳細を見る

【2万円台・WQHD】LG 24QP500-B

メーカーLG
価格(Amazon調べ)26,800円
サイズ23.8インチ
解像度WQHD(2560×1440)
色域sRGB 99%
駆動方式IPS方式
入力端子HDMI×2 / Display Port
保証3年
スタンド調節チルト(上下首振り)
特徴ブルーライト低減モード
フリッカーセーフ
Super Resolution+
HDR対応
ゲーミング機能(FreeSync、DAS Mode、Black Stabilizer)
省エネモード
>>Amazonで詳細を見る

【2万円台・クリエイター向け】ASUS ProArt PA248QV

クリエイター向けとして必要なスペックを満たしながらも3万円で買える高コスパが魅力。画面は19:10と、フルHDと比べて少しだけ縦に広くなっています。

価格(Amazon調べ)27,555円
サイズ24.1インチ
解像度WUXGA(1920×1200)
色域sRGB 100%, Rec.709 100%
表示色約1677万色
駆動方式IPS方式
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子VGA / Display Port / HDMI
保証3年保証・3年無輝点交換保証
特徴色精度 ΔE<2
CalMAN認証取得
高可動域スタンド
USBハブ

>>ASUS公式ストアで詳細を見る

【3万円・ウルトラワイド】29WP500-B

メーカーLG
価格(Amazon調べ)29,800円
サイズ29インチ
解像度ウルトラワイド(2560×1080)
色域sRGB 99%
駆動方式IPS方式
入力端子HDMI×2
保証3年
スタンド調節チルト(上下首振り)
特徴ブルーライト低減モード
フリッカーセーフ
HDR対応
ゲーミング機能(FreeSync、DAS Mode、Black Stabilizer)
OS上でのモニター設定(OnScreen Control)
フルHDの1.3倍横長な画面
京時
京時

ウルトラワイドモニターを使う際はペンタブの作業エリアに注意しましょう。画面全体のままだと描きづらいので設定の変更は必須です。

>>Amazonで詳細を見る

安いイラスト向けモニター まとめ

これにてモニターの紹介は以上になります。

性能の良いモニターが欲しい、でもできるだけ安く済ませたいと悩む人は多いかと思いますが、じっくり比べたり調べたりして自分にピッタリの1台を探してみてください。

新品にこだわらないなら、過去4~5年以内に発売されたモニターの中古品や整備済み品も有力な候補になります。

探してみると思わぬ掘り出し物が見つかる…かも。