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10年前の自作PCを改造した話 ―快適にイラスト制作できるのか

ペンタブ・PC
この記事は約10分で読めます。

最近性能不足を感じる場面が増えてきたので、メインPCを新調することに。

しかし、十分な性能のPCを買うにはどうしてもお金がかかってしまうため、今まで手が出せずにいました。

そんな中ふと思いついたのが、昔組んだ自作PCの改造。

パーツの使い回し&中古での購入で安く済ませられると考えたわけです。

当時のマザーボードを使い回すので、最近のPCと張り合うことはあきらめて、これまで使ってきたPCよりも高性能にすることを目標としました。

以前使っていたPCと比べてイラスト制作などがどのくらい快適になったか見ていきます。

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自作PC(改造前)のスペック

まずは改造前のスペック紹介から。

CPUIntel Core i3-2130
CPUクーラーリテールクーラー
マザーボードASUS P8Z68-M PRO
メモリADATA DDR3-1333 4GB(2GB x2枚)
ストレージHDD 1TB
グラフィックボード-(CPU内蔵)
OSWindows 10 Pro(アップグレード)
電源ユニットSCYTHE 500W電源(80PLUS Bronze認証)
その他DVDドライブケースファン x5

このPCを作った時はまだ学生だったため、なけなしのおこづかいとお年玉をかき集めて買ったのを覚えています。

もちろん納得のいくスペックではなかったため、お金が貯まったらガッツリ改造するつもりでいました。

Z68チップセットのマザーボードを選んだのも後々を見据えてのことだった?

にしても2021年にこのPCを頼ることになるなんて、当時の自分は考えもしなかったでしょうね。

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購入したパーツ

購入したパーツ

今回の改造で購入したパーツがこちら。

予算2.5万円以内に収めるつもりで選びました。

CPUIntel core i5-3570K3,750円
CPUクーラーDEEPCOOL GAMMAXX GTE V22,120円
マザーボード
メモリADATA DDR3-1600 16GB(4GB x4枚)3,730円
ストレージCrucial SSD (SATA) 240GB4,280円
グラフィックボードELSA GeForce GTX760 2GB5,999円
OS
電源ユニット
その他シリコングリス
2.5インチ 3.5インチ変換マウンタ
TP-Link Wi-Fi ワイヤレスアダプター
275円
450円
3,280円
合計23,884円

PCケースやマザーボード、電源、HDDは使い回します。

ただ電源ユニットは寿命と容量が心配。

▶Intel Core i3-2130 → Intel core i5-3570K

Yahooオークションで落札。

できればi7を選びたかったのですが、予算オーバーになりそうだったので諦めました。

手動のオーバークロックが可能なK付きモデルのi5とはいえ流石に古く、最近のCore i3の足元にも及ばない性能です。

それでも以前のPCと比べて大きく改善しています。

▶リテールクーラー → DEEPCOOL GAMMAXX GTE V2

ドスパラで新品を購入。

無理して買う必要はなかったのですが、発熱を抑えたいのと、リテールクーラーの音が結構うるさくて気になっていたため買うことにしました。

見栄えと安さで白色の光るモデルを選んだのですが、いざ取り付けてみると微妙。

PCの外観
見栄えのしない中身が明るく照らされただけだった

黒色の光らない方を選べばよかったと少し後悔しています。

音に関してはリテールクーラーと比べたら圧倒的に静かです。そうじゃなきゃ困る

▶ADATA DDR3-1333 4GB(2GB x2枚)→ ADATA DDR3-1600 16GB(4GB x4枚)

こちらはメルカリで購入。

相性問題で動作しなかったものと記載されていましたが、ちょうど自分のマザーボードで動作確認されているメモリだったため購入を決めました。

半分以上動けば当たりのつもりで買いましたが、無事全部動いてくれたので満足です。

▶HDD 1TB → HDD 1TB + SSD 240GB

安く買えるサイトを探した末に楽天市場で新品を購入。

HDDのおかげで容量は十分だったので、SSDはOSとソフトを入れられる分の容量にして費用を抑えました。

安くしようと思えばもっと安い製品がありましたが、数百円程度の差なので個人的に信頼しているCrucial製を選ぶことに。

▶なし(CPU内蔵) →  ELSA GeForce GTX760 2GB

メルカリで出品されていた中古品を購入。

これが人生で初めて手に入れたグラフィックボードとなりました。

6000円の予算でできるだけ性能が良いグラボを探していて、GTX750Tiくらいを買えたらいいな~と考えていた中で発見。

中古は劣化が心配だったので、安定性に定評のあるELSA製な点も購入を決めた一因でした。

▶シリコングリス

CPUクーラーの情報を調べてもグリスが付いている記述が見つからなかったのでAmazonにて購入。

しかしCPUクーラーってグリスが付いているのが普通なのでしょうか、結局付いていました。

まぁ、塗り直しする分を買ったと思えば。

▶2.5インチ 3.5インチ変換マウンタ

SSDを取り付ける2.5インチベイがなかったため変換マウンタをAmazonで購入。

初めてだったため、取り付け方を理解するのに少し苦戦しました。

無事取り付けられたのでよしとします。

▶TP-Link Wi-Fi ワイヤレスアダプター

Amazonでタイムセールだったものを購入。

有線で繋げない環境なのと、Bluetoothを使いたいのもあって個人的に必須のパーツです。

USBの無線LANアダプタを持っていたのですが、安定しなかった上に見栄えが悪かったので内蔵のものを選びました。

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改造した結果 性能の変化は

まずはWindowsエクスペリエンス インデックスで軽く性能を比較してみました。

Cinebenchなどでも比較してみたいところですが、無駄に長くなるので割愛。

自作PC(改造前)のスコア
自作PC(改造前)のスコア
自作PC(改造後)のスコア
自作PC(改造後)のスコア

プロセッサ以外のスコアが8点台にまで大幅に改善しました。

全体的にバランスの取れた性能に仕上がったのではないでしょうか。

とはいえこんな数字だけ見たところであまりピンとこないですね。

実際の使い心地はどう変わったでしょうか。

▶OSやソフトウェアの起動時間が劇的に短くなった

これは他の人の話から知っていたので予想はついていましたが、それでも驚いてしまうほどに早くなりました。

今まで1分近くかかっていたOSの起動時間も20秒ちょっとで起動するようになり、あまりにも快適すぎてHDDだけのPCにはもう戻れなくなりました。

ロメ
ロメ

ノートPCもSSDにしようかな……

▶ソフトウェアの処理がサクサクになった

起動に限らず一つ一つの処理がスムーズに行われるようになりました。

特にブラウザの操作で引っかかりがなくなったのがうれしい。

複数のソフトを開いていても重くなりづらく、マルチタスクが快適になりました。

▶3Dゲームで遊べるようになった

DQXベンチマーク比較
左が改造後、右が改造前のスコア。

グラボを手に入れて良かったことが何かと言われたら、やっぱりゲームができるようになったことです。

ここまでプレイしたものだと『黒い砂漠』なら中画質相当、『PSO2NGS』なら低画質設定で遊べました。

最近のゲーミングPCには劣るとはいえ、今まで3Dゲームが全く遊べない状態だったことを考えると劇的な進歩です。

ただ、PCでゲームができるようになったのが嬉しくて、1ヶ月ほど投稿用のイラスト制作をサボってしまったのはうかつでした……

ちなみにイラスト制作の方ではグラボの恩恵を感じにくかったです。

サイズの大きい作品なら何かしら違いが分かるかもしれませんね。

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元メインPCとのクリスタ動作比較

前のメインPCと今回改造したPCでクリスタのパフォーマンスを比べてみます。

前提として、あらゆる条件を揃えて行うガチ検証ではない点だけご理解ください。

まずは各PCの構成から。

新メインPC旧メインPC(ノート)
CPUIntel core i5-3570KIntel core i5-5200U
メモリDDR3-1600 16GB(4GB x4枚)DDR3L-1600 8GB(4GB x2枚)
ストレージHDD 1TB + SSD 240GBHDD 500GB
グラフィックボードELSA GeForce GTX760 2GB-(CPU内蔵)
OSWindows 10 ProWindows 10 Home

次にWindowsエクスペリエンス インデックスの結果。

自作PCの方がグラフィックスとハードディスクのスコアで大きく引き離しています。

旧メインPC(ノート)のスコア
旧メインPC(ノート)のスコア
自作PC(改造後)のスコア
自作PC(改造後)のスコア

ここから本題。まずはクリスタの起動速度から比べてみます。

より差が分かりやすいように、すでに完成したイラストのclipファイル(レイヤー数 54枚、ファイルサイズ 約148MB)を開いてクリスタを起動させます。

旧メインPCの方が少し早めにクリックしたにもかかわらず、新メインPCの方が20秒近く早く起動を終えました。

HDDとSSDだと違いが明確に分かりますね。

つづいてクリスタの各種操作を行い、処理が終わるまでの時間や操作の滑らかさを比較してみました。

クリスタだけ(+Windowsゲームの録画機能)を起動している状態では、3Dモデルの読み込み速度ぐらいしか大きな違いは見られませんでした。

操作新メインPC(自作)旧メインPC(ノート)
描画
ブラシサイズ変更
ズーム・回転
レイヤー表示・不透明度変更
ぼかし加工
彩度・明度調整
3D素材読み込み
3D素材操作
使用感

今度は実際のイラスト制作時に近い環境で比較してみます。

クリスタ以外にVivaldi(ブラウザ、11個のタブ、You Tube配信垂れ流し)、JoyToKey(左手デバイス用キー割り当てソフト)を起動させた状態で先程と同様の操作を行いました。

無操作時の各種リソースの使用率を見てみると、ノートPCの方では明らかにメモリが不足していました。

ディスクが100%に張り付いているのは仮想メモリとして使用されているためだと思われます。

つづいてクリスタの各種操作を実行・比較。

変形などの操作を一部追加しています。

クリスタのみ起動していた場合とはうってかわり、多くの操作で処理時間の差が大きく開く結果となりました。

動画では音声やYou Tube側の映像が入っていませんが、ノートPCでは頻繁にYou Tubeが止まったり画面が暗転したりする事象が発生しており、いつフリーズしてもおかしくない状態でした。

メモリの容量に余裕を持たせることがいかに重要かが分かります。

にしても今までこんな環境でやれていたことを考えると、結局は やる気次第でどうとでもなるのかも。

ロメ
ロメ

でもクリスタが落ちて進捗なくなるのは流石に勘弁

操作新メインPC(自作)旧メインPC(ノート)
描画
ブラシサイズ変更
ズーム・回転
変形X
レイヤー表示・不透明度変更
レイヤーのコピペ・統合・移動
ぼかし加工
彩度・明度調整
3D素材読み込みX
3D素材操作
使用感 赤色は悪化した項目

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雑感・まとめ

自作PC改造により、目論見通り作業環境を改善することに成功しました。

主要なパーツの多くが古いもので構成されているにも関わらず十分なパフォーマンスを発揮してくれています。

また、クリスタの使用感を比較することもでき、自分の中の疑問も色々解決できたような気がします。

個人的にメモリの増設、HDDからSSDへの換装はかなり効果的に感じました。

ノートPCの方もメモリ増設とSSD換装でかなり使いやすくなりそうです。

一方で、グラボの有無による違いが顕著に見られなかった点も興味深かったです。

これに関しては、今度自作PCのグラボを取り外してクリスタの動作を比較してみようかなとも思っています。

ちなみに自作とBTOどっちがいいかという話ですが、基本的にコスパ・確実性・保証の面からBTOがおすすめです。

昔は自作した方が安いと言われていましたが、最近はBTOの方が安くなっています。

今回の僕の場合だって、パーツを一から揃えようとしたらもっと高額になっていたはずです。

ケースやパーツを自分で選びたい人、組み立ての過程を楽しめる人は自作に挑戦してみてはいかがでしょうか。

ロメ
ロメ

なんだかんだ楽しめたので次のPCも自作する予定です