PC選びにおいて、ある程度高いスペックが必要なときに選択肢となるのが、クリエイターPCとゲーミングPCです。
この2種類は見た目以外の違いが分かりづらく、どちらにするか決めかねている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、クリエイターPCとゲーミングPCの違いについて解説していきます。
ゲーム・クリエイティブ作業のどちらか、もしくは両方をやりたいと考えている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
ゲーミングPCとクリエイターPCどっちがいい?
ぶっちゃけこの2つの違いは「販売店によって様々」です。名前と外観以外同じという場合もあれば、逆にしっかりと差別化されていることもあります。
こういった事情から「~が多い」「~こともある」といったあいまいな表現を多用しています。読みづらかったらすみません
基本的にはゲーミングPC・クリエイターPCという括りに関係なく、欲しいスペックがある方を選ぶのが第一です。
具体的には、目的の用途を満足にこなせる性能であること・予算の範囲内であることが条件になります。
要求スペックを満たしたPCが双方にある場合は、素直に値段や見た目で選びましょう。また、キャンペーンや特典などの有無も判断材料となります。
ただし例外もあって、ノートPCかつ別途モニターを用意できない場合は用途に合ったPCを選んだ方が良いです。
というのも、ゲーミングノートPCにはゲーム向けの、クリエイターノートPCにはクリエイター向けのモニターが使われていることがあるからで、この違いは無視できません。
違い1:接続端子(インターフェース)まわり
クリエイターPCの特徴として、SDカードスロットやUSBポートなどが豊富に搭載されていたり、高速で万能なThunderbolt端子を採用していたりすることがあります。
外部の機器と頻繁にデータをやり取りするのであれば、接続端子はできるだけ多いに越したことはありません。
一方でゲーミングPCはというと、クリエイターPCほどの対応力は期待できないものの、USBに関しては十分なポート数を備えていることがほとんどです。
ゲームでもUSBを使う周辺機器は多いですからね
また、もし足りなくなってもUSBハブやカードリーダーを追加することでカバーできるため、特にゲーミングPCでも困ることはないと思います。
違い2: 業務向けグラフィックボード採用の有無
クリエイターPCには業務向けのグラフィックボードが採用された製品がある点も、違いの1つです。
Nvidia社なら(Geforceではない)RTXシリーズ・Tシリーズ、AMD社ならRadeon PROシリーズが該当します。これらは高い互換性と信頼性を誇り、CADや3DCGなどの幅広い制作・設計に最適です。
一応ゲームも遊べるとはいえ、それだけが目的ならコスパが良いとは言えません。素直にGeforceなどのゲーム向けグラフィックボードを搭載した製品を選びましょう。
違い3: PCケースのデザイン
(画像参照元: マウスコンピューター)
クリエイターPCは実用性を重視したケースになっており、外観が控えめになっていることがほとんどです。
例えば上の画像の製品は、仕事現場での移動を想定してハンドルやキャスターが標準で装備されています。
他にもケース内の熱を効率よく排気できるように通気性が高められていたり、将来のパーツ追加を見越して高い拡張性を備えていたりと様々です。
(画像参照元: マウスコンピューター)
一方でゲーミングPCのケースは、RGBライティングやコラボデザインが目を引きます。
冷却性能が確保されているのはクリエイターPCと同様ですが、見た目の華やかさにもこだわっているのはゲーミングPCならでは。
ただし装飾に凝っているほどコスパが悪くなるため、もし派手に光るPCがほしいのであれば十分な予算を用意しておきたいです。
違い4: 画面(ノートPC)
ノートPCにおいては各用途に適したモニターが採用されていることが多く、その場合にはゲーミングPCとクリエイターPCで大きな違いが出てきます。
ゲームメインならリフレッシュレートの高いモニターが採用されているゲーミングノートPCを優先しましょう。
制作を中心に行いたいのであれば、色の再現性・精度が高いモニターを搭載したクリエイターノートPCがおすすめです。
別でモニターを用意できるならどちらでも大丈夫ですが、もしノートPCのモニターをメインに使っていきたいなら必ずチェックしておきましょう。
クリエイター用かどうかを自分で判断したい時は、以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
以上がゲーミングPCとクリエイターPCの違いでした。改めてまとめると、以下の通りです。
前述したように、ここで紹介した違いはどの通販サイトにも必ずあてはまるとは限らないため、ぜひ自分の目でご確認をお願いします。
もしPCの購入を検討しているのであれば、下の関連記事もぜひご一読ください。