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声でペイントソフトを操作! 音声認識アシスタント「アイリス」を紹介

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デジタルイラストの制作環境を快適にするために、左手(右手)デバイスを使うというのは定番ですよね。

キーボードでやるよりも直感的に操作できたり、姿勢も楽になったりと、そのメリットの大きさは言うまでもありません。

ただ、僕自身も左手デバイスをフル活用していますが、作業中どうしても左手デバイスだけではできない操作が必要になってしまいます。

京時
京時

持ち替えたりするのが面倒なので、できるだけ左手デバイスとペンから手を離さずに作業ができればと思うわけです。

そんな折に、ペイントソフトを音声操作できるソフト「アイリス」なるものをQbellさんからご提供いただいたので、試しに使ってみることにしました。

「何それ?初耳!」という方向けに、今回はペイントソフト用音声認識アシスタント「アイリス」とは何か、どうやって使うのかという初歩的な部分を紹介していきます。

一風変わった操作ツールを探している方、左手デバイスのサブになるものを探している方は必見です。

本記事はQbell様より製品の提供を受けて作成しています。

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アイリスとは

「アイリス」は、声でペイントソフトのショートカットが使えるようになるアシスタントアプリです。

音声認識とあるようにWindowsの「Cortana」やApple製品の「Siri」のようなもので、その中でも「アイリス」はペイントソフトの操作に特化しているのが特徴。

キーボードやマウスを操作する手間が減る他、左手デバイスを使っているなら登録しきれなかった操作も、アイリスなら無理なく補えます。

デフォルトで登録されているショートカットだけでも700以上あり、マイクを用意できればすぐに使い始めることが可能です。

ちなみに「アイリス」の他にも、機能数が抑えられた廉価版の「タンポポ」が存在します。

必要な機材

お絵かきに必要な機材は別として、このソフトを使うのに必要なものを紹介します。

1. PC

公式サイトによるとPCの必要スペックは以下の通り。

対応OSMicrosoft Windows 7 / 8 / 8.1 / 10
CPUPentium 以降(もしくは互換)のCPU (推奨 1GHz以上)
メモリ1GB以上
参照元: ペイントソフト用音声認識アシスタント 『アイリス』

2000年代レベルの激安中古PCでも使ってない限りは大丈夫でしょう。

ただしmacOSやChromebook対応していない点は注意。

2.マイク

当然このソフトを使うにはPCに音声入力ができるデバイスが必須となります。

ノートPCによっては内蔵マイクが使えますが、認識率が良くないらしいので、基本的には外付けのマイクを使用するのがおすすめです。

京時
京時

僕の場合はWebカメラ付属のマイクを使用しました。

↓これの旧製品

使い方

ここからはアイリスを使い始めるまでの設定を解説していきます。

使い方といっても個人的にやっておきたいことをまとめた感じなので、説明した通りのことを全部真似する必要はありません。

ダウンロード・インストール方法については公式サイトに分かりやすいガイドがあるので、そちらを参考にしていただければと思います。

ショートカット設定を確認・編集する

アイリスを起動したら最初に確認しておきたいのがショートカット設定。これを把握せずして快適な操作はできないといっても過言ではありません。

ショートカット設定の開き方は、アイリスの上で右クリックをするとメニューが開くので、その中から「ショートカット設定」を選択するだけ。

ショートカット設定画面では、コマンドに対して実行されるショートカットを確認・編集することができます。

いきなり設定を変えてもいいですし、面倒ならデフォルトのコマンドを覚えて使うのももちろんアリです。

どちらにせよコマンドの数が豊富なので、最初のうちは使いたいコマンドだけを覚えるとよいでしょう。

音声認識をONにしマイクを調整する

アイリスは右クリックのメニューから「音声認識」をクリックし有効にすることで、音声を聞き取ってくれるようになります。

マイクの調整をする場合は、メニューから「音声認識ログ」を選択、表示させましょう。

これでアイリス側がどういう言葉で受け取ったのかが確認できるようになります。

次にWindowsで「設定」→「システム」→「サウンド」→「入力」にある「デバイスのプロパティ」をクリックし、マイクのボリュームを調整出来る状態にしましょう。

自分の普段の声量でアイリスができるだけ正確に認識してくれるマイク音量になるよう調整します。

スピーカーを使用している人は、マイク音量だけでなくスピーカーのボリュームにも注意しましょう。

ペイントソフトに関連したワードに解釈する傾向が強いので、「ペン」や「取り消し」などの言葉を発して確認するのがおすすめです。

もしこのやり方で思うようにマイクが設定できない場合は公式サイトのQ&Aを参考にしてみてください。

アイリスの表示・動作の設定を調整する

直接の操作とは関係ないですが、アイリスの表示やボイスなども自分用にカスタマイズしておきたいところ。

アイリスに画面内をうろついて欲しくないときはアイリスをドラッグで切り株へ運んで座らせましょう。

切り株が表示されていないときはアイリスの上を右クリックでメニューを開き、切り株を表示させてください。

もし画面に余裕が無いのであれば、(アイリスには申し訳ないけど)非表示にするか、「常に画面の手前に表示する」をオフにしましょう。

デフォルト設定のアイリスは音声で時報を伝えてくれるのですが、人によっては不要だと思うので、そういう人はメニューで時報をオフに、そもそも喋ってほしくない場合は音声をミュートに設定できます。

ここまでの使用感

まずはメモリの使用量から見ていきます。

画像からわかるように、起動中はほぼ100MB近く使用していました。

メモリ容量が十分なPCだったので何も問題ありませんでしたが、メモリ4GBレベルのPCだとこの消費は地味に大きいものです。

システムとペイントソフト分だけでもメモリを大きく使うので、アイリスを常駐させるほどの余裕があるかは事前に確認したほうがよいでしょう。

京時
京時

そもそもメモリ4GBのPCは、アイリスを使う以前にお絵かき用としてスペック不足です。買い替えましょう。

音声認識に関しては好感触で、声をかけてから1秒弱ほどで反応してくれるので十分実用的に感じました。

左手デバイスのサブとしてはもちろん、左手デバイスすら持ちたくない時にもどんどん頼っていきたいです。

一方、音声を使う以上仕方のないことですが、スピーカーの音量を下げないといけない点がちょっと不便かなと思いました。

とはいえイヤホン・ヘッドホンで聴くようにすれば解決するので、問題というほどのものではありません。

本当はイラスト制作全体を通しての使用感を伝えたかったところですが、正直まだ使い慣れていないため、現時点での使用感として簡潔に話させていただきました。

まとめ

以上、ペイントソフト向け音声認識アシスタント「アイリス」の紹介でした。

僕はまだ使いこなせていないため、今までの癖が抜けるまで頑張ってみようと思います。

ちなみに「アイリス」は30日の無料体験版が提供されていますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

公式ページ: ペイントソフト用音声認識アシスタント 『アイリス』