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2025年版 デザイナー・クリエイター向けモニターのおすすめ10選

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グラフィック作業を行うクリエイターにとって、正確な発色や十分な色域を備えているモニターは欠かせません。

本記事では、そんなクリエイター向けを謳っているモニターの中からおすすめの製品を紹介します。

どのモニターを購入するかで悩んでいる方、そもそもどういうメーカーがクリエイター向けの製品を販売しているのか知りたいという方の参考になれば幸いです。

また、初心者や低予算で導入したい方向けに比較的安価な製品も紹介していますので、興味がありましたらぜひご覧ください。

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デザイナー・クリエイター向けモニターの定義

デザイナー・クリエイター向けモニターのイメージ

本記事で紹介するモニターは、メーカーがクリエイター向けとして売り出している製品から選んでいます。

ここでのクリエイター向けモニターが何かを明らかにしておくと、一般的なモニターよりも正確な色表現と高い画質性能に特化しているものを指します。

主にグラフィックデザイン、Web制作、写真編集、動画編集などのクリエイティブ作業において、制作物を正確な色で表示し、細部まで確認できるのが特徴です。

これらのモニターは色再現性が高く、一般的なモニターがカバーするsRGBよりも広いAdobe RGBやDCI-P3といった色域をカバーし、より豊かで正確な色表現が可能です。

また、工場出荷時に個別のキャリブレーション(色調整)が施されており、購入してすぐに正確な色表示で作業を始められます。

さらに、製品によっては次のような特徴も備えています。

  • 視野角による色の変化が少ない高品質なIPSパネルの採用
  • 輝度や色味のムラを抑える技術の搭載
  • 目の疲れを軽減するフリッカーフリー機能
  • 複数のデバイスを接続できる豊富な入出力端子

一般的なモニターと比べると価格が高めですが、クリエイティブワークの品質向上には欠かせない機材です。

特に、クライアントワークや印刷物の制作を行う方は、色の正確性が重要となるため、専用モニターの使用がより一層推奨されます。

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デザイナー・クリエイター向けモニター選びで失敗しないためのポイント

一概にデザイナー・クリエイター向けといっても、モニターによってスペックの高さ・想定されている用途は様々です。

目的に合ったモニターを選ぶには、次のような要素に注目しましょう。

  • 色域
  • 色精度(キャリブレーション済み・認証取得)
  • 表示色
  • 画面サイズ
  • 解像度
  • 駆動方式(パネル)
  • 光沢
  • 端子

ここで紹介していない製品を探す際の基準としても役立てていただければと思います。

色域

色域
色を数値化したのが上の色空間。色空間の中から特定の範囲を決めたものが色域。

企業や機関などによって定められた色の範囲を色域といい、使用する機器間で色をすり合わせるのに必要です。

この色域のカバー率が高いほど、幅広い色を表現できるということになります。

デジタル画像やWebサイト、Windows環境で標準となっている『sRGB』または映像向けの『Rec.709』という色域を99~100%カバーしているのは絶対です。

上記を満たしていないのにクリエイター向けを謳っているモニターがあれば避けてください。

高品質なコンテンツ制作での使用を考えているのであれば、DCI-P3やAdobeRGBといった、広色域のカバー率が高い製品に的を絞ります。

色精度(キャリブレーション済み・認証取得・色差)

色精度(キャリブレーション済み・認証取得)

正確な色を表示するようにモニターを調整する作業が『カラーキャリブレーション』。出荷前にキャリブレーションを行っている製品なら、安心かつすぐに使えます。

より確実性を取るなら、色精度に関するテストを合格した証明である『Calman Verified』認証などを取得している製品を選ぶとよいでしょう。

一部の製品にはキャリブレーション機能が搭載されており、モニターの経年劣化で再度キャリブレーションが必要になった時に重宝するのでこちらもおすすめです。

他にも製品の色精度を知るための数値として『色差ΔE < ◯』の表記も覚えておくと良いでしょう。これは基準となる色とモニターに表示された色の差を数値化したもので、0に近いほど精度が高いことを表しています。

表示色

表示色が多いと同じ範囲の色をより細かく分割して扱えるため、グラデーションの表現が自然で滑らかに見えるようになります。

クリエイター向けのモニターなら、標準的な約1677万色のフルカラー(8bitカラー)以上に対応していることが最低条件。「疑似フルカラー」と表記のある製品は画質が劣るので注意しましょう。

とはいえ、クリエイター向けを謳ったモニターで疑似フルカラーを採用するとは考えにくいので、あまりにも安すぎるモニターを見つけた場合などに思い出してもらえたら結構です。

また、モニターの中には約1677万色を超える約10億色(10bitカラー)に対応している製品も存在します。ただしデータやアプリケーションも対応していなければならないので、明確に必要だと分かっている人以外は非対応でも問題ありません。

画面サイズ

画面サイズ
せっかく買うならノートPCよりも大きい画面にしたい

画面サイズは視認性・作業効率に影響が出る要素なので、スペースに限りがある場合でも24(23.8)インチ以上はほしいところです。

マルチタスクが多い場合は、より大きいサイズや横に広い「ウルトラワイド」と呼ばれるモニターも候補になります。

また、縦横比が16:9のモニターが主流ですが、最近では16:10という縦に少し広い製品も普及してきています。予算に余裕がない中で、ちょっとでもいいから大きいモニターを使いたい!という方はぜひ。

解像度

解像度

低解像度のモニターでは高画質な制作物もぼやけて表示されてしまうため、コストでおさえたい場合でもフルHD(1920×1080)以上を確保しましょう。

ただしモニターのサイズが大きいほど、解像度の高い映像・画像を扱うほど、より高い解像度が求められます。

解像度が4K(3840×2160)のモニターからは一気に価格が上がるため、コスパよく高解像度のモニターを買いたいならWQHD(2560×1440)あたりが狙い目です。

駆動方式(パネル)

駆動方式という言葉から難しそうなイメージを持つかもしれませんが、モニターの作りに種類があるとだけ覚えておけばOKです。

TN方式、VA方式、IPS(ADS)方式の3種類に大別でき、それぞれ向き・不向きがあります。

TN方式VA方式IPS・ADS方式
視野角
色再現度
応答速度
コントラスト比
価格安い普通高い
向いている用途ゲーム(FPS等)映像鑑賞コンテンツ制作

ご覧のように、発色の正確さを重視するクリエイターにはIPS方式、次点でVA方式のモニターがおすすめです。

ただ、クリエイター向けモニターにおいてはIPS方式を採用していることがほとんどのため、迷うことはないでしょう。

ちなみに上記の3種は液晶モニターですが、これらの他に有機ELモニターと呼ばれる製品もクリエイター向けモニターとして選択肢に入ります。画質・色彩表現が優れている一方で、価格が非常に高くなってしまうのがデメリットです。

光沢

光沢・非光沢の比較

画面の光沢にはグレア(光沢)とノングレア(非光沢)の2種類があり、前者は見栄えが良いですが反射・映り込みしやすく、後者は見栄えは劣る代わりに反射・映り込みしづらいのが特徴です。

グレアの方が映りがキレイなので鑑賞には向いていますが、長時間の作業でも疲れにくいノングレアのモニターをおすすめします。

京時
京時

そもそも他人に見せるための制作物なので、自分が見る時だけ見栄えが良くても仕方ないですよね

端子

端子

モニターを使うということはPCなどのデバイスと接続するわけなので、対応する端子を備えている必要があります。

デスクトップPCならHDMIやDisplayPort、最近のノートPCを使っているならUSB Type-Cでの接続に対応しているモニターか、よく確認しましょう。

その他便利機能

ここまでの要素を考慮するだけでも十分ですが、より快適な作業を目指したいなら便利機能も見逃せません。

モニターを介してPCなどにキーボードやマウス、外部ストレージといった周辺機器を接続できるUSBハブ機能や、数珠つなぎのようにして複数のモニターに映像出力できるデイジーチェーン接続の対応など様々です。

気になる製品が複数あった際には、こういった機能の有無で決めるとよいでしょう。

USBハブPC本体のUSBに加えて、モニターに付いてるUSBからでも周辺機器を接続できるようになる。
USBライトなどの給電にも使えて便利。
デイジーチェーン普通はPC→モニター1、PC→モニター2と接続するが、デイジーチェーンはPC→対応モニター1→モニター2という接続ができる。
配線がスッキリする。
フリッカーフリー画面のちらつきを抑える機能。
眼精疲労などの不調を軽減する効果があるので積極的に採用したい。
ブルーライトカットブルーライトによる目の疲れを軽減する機能。
用途によって切り替える使い方もできるし、作業に影響ないレベルまで色味の変化を抑えた製品もあるので、クリエイター向けでもあって損はない。
スタンド調整モニターを回転させたり、傾けたり、高さを変えたりする機能。
モニターアームを使わないなら柔軟に調整できる製品を選ぼう。
HDR対応通常よりも広い明るさの幅を表現できるのがHDR。HDR対応コンテンツを制作するなら。
VESAマウントモニターアームを取り付ける際に使う穴。モニターアームを使えば可動域が広がり、モニター下のスペースにも余裕ができる。
便利機能の例

おすすめのデザイナー・クリエイター向けモニター10選

ここまで解説した選び方を元に、おすすめのデザイナー・クリエイター向けモニターを紹介します。

予算別に製品を紹介していますので、ぜひご活用ください。

初心者・趣味向けの低価格モニター

ASUS ProArt PA248QV

京時
京時

クリエイター向けとして必要なスペックを満たしながらも3万円で買える高コスパ機。USB Type-Cで接続したい場合は、23.8インチの別モデルであるPA247CVをおすすめします。

価格(Amazon調べ)28,618円
サイズ24.1インチ
解像度WUXGA(1920×1200)
色域sRGB 100%, Rec.709 100%
表示色約1677万色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子DisplayPort 1.2 / HDMI 1.4 / D-Sub
保証3年保証・3年無輝点交換保証
主な機能・特徴色精度 ΔE<2
CalMAN認証取得
スタンド(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.0 Type-A×4)
ブルーライト軽減機能
フリッカーフリー機能

BenQ AQCOLOR PD2705Q

京時
京時

BenQはeスポーツ向けのモニターでも有名なメーカーです。27インチ・WQHDの高品質なクリエイター向けモニターが、この価格で購入できるのはお手頃といえます。

価格(Amazon調べ)60,000円
サイズ27インチ
解像度WQHD(2560×1440)
色域sRGB 100%, Rec.709 100%
表示色約1677万色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子HDMI2.0 / Display Port1.4 / USB-C(65W給電)
保証3年保証
主な機能・特徴色精度 ΔE≦3
CalMAN・Pantoneカラー認証取得
HDR10対応
スタンド(上下左右角度、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.1 Type-A×5)
デイジーチェーン接続
KVMスイッチ(1セットのデバイスで2台のPCを操作)
DualView(同時に2つのカラーモードを表示)
eye-care™(ブルーライト軽減・フリッカーフリー・輝度自動調整)

ViewSonic ColorPro VP2456

京時
京時

ViewSonicは米国発のれっきとしたモニターブランドです。Pantone認証を取得しており、高い色精度で映像や写真の色を表示してくれます。60Wまでの給電に対応したUSB-C接続が可能な点もグッド。

価格(Amazon調べ)29,091円
サイズ23.8インチ
解像度フルHD(1920×1080)
色域sRGB 100%, Rec.709 100%
表示色約1677万色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子HDMI1.4 / Display Port1.2 / USB-C(60W給電)
保証3年保証
主な機能・特徴工場出荷前キャリブレーション済み
色精度 ΔE<2
Pantone認証取得
スタンド(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.2 Type-A×3)

予算7~10万円の中級者向けモニター

EIZO ColorEdge CS2400S

京時
京時

EIZOのモニターは、独自の輝度補正・色ムラ補正機能により、画面の隅々までムラの少ない表示を実現しています。また、8-bit出力時には約10.7億色の中から最適な色を選んで表示するようになっており、一般的なモニターよりも滑らかな階調表現が可能です。

価格(Amazon調べ)71,400円
サイズ24.1インチ
解像度WUXGA(1920×1200)
色域AdobeRGB 99%(sRGB含)
表示色約10.7億色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子USB Type-C(70W給電) / Display Port / HDMI
保証5年保証・無輝点交換保証(半年以内)
主な機能・特徴工場出荷前キャリブレーション済み
輝度・色度ムラ補正機能
専用のカラーキャリブレーションソフトが利用可能
ハードウェア・キャリブレーション対応
スタンド(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.0 Type-A×2, 2.0 Type-A×2)

ASUS ProArt PA348CGV

京時
京時

横に長いウルトラワイドタイプのクリエイター向け平面モニター。ウルトラワイドのモニターは動画編集とも相性が抜群に良いです。

価格(Amazon調べ)94,888円
サイズ34インチ
解像度UWQHD(3440×1440)
色域DCI-P3 98%, sRGB 100%, Rec.709 100%
表示色約10億7370万色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子USB Type-C(90W給電) / Display Port1.4 / HDMI2.0
保証3年保証・3年無輝点交換保証
主な機能・特徴色精度 ΔE<2
CalMAN認証取得
HDR10・VESA DisplayHDR 400対応
スタンド(上下左右角度、高さ)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.2 Type-A×4)
PIP(画面の中に画面を表示)・PBP(画面分割)
ブルーライト軽減機能
フリッカーフリー機能

BenQ AQCOLOR PD2705UA

京時
京時

モニターアーム付きの4Kモニターになっており、普通のスタンドよりも柔軟な調整が可能です。予算に余裕があれば、よりサイズの大きいPD3205UAも選択肢に入ります。

価格(Amazon調べ)84,600円
サイズ27インチ
解像度4K UHD(3840×2160)
色域sRGB 99%, Rec.709 99%
表示色10.7億色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子HDMI2.0 / Display Port1.4 / USB-C(65W給電)
保証3年保証
主な機能・特徴色精度 ΔE≦3
CalMAN・Pantoneカラー認証取得
HDR10対応
モニターアーム搭載(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.2 Type‐A×3、Type-C×1)
PIP(画面の中に画面を表示)・PBP(画面分割)
KVMスイッチ(1セットのデバイスで2台のPCを操作)
DualView(同時に2つのカラーモードを表示)
eye-care™(ブルーライト軽減・フリッカーフリー・輝度自動調整)

上級者向けの本格・高品質モニター

Dell UP2720Q

京時
京時

AdobeRGBは100%、DCI-P3のカバー率も高いため、幅広い用途に使えます。USB3.0より高速なThunderbolt3での接続に対応している点も魅力です。また、キャリブレーションセンサーが内蔵されているので、別売りのツールが無くても高精度な色補正を行えます。

価格(Amazon調べ)189,800円
サイズ27インチ
解像度4K UHD(3840×2160)
色域AdobeRGB 100%, DCI-P3 98%, BT.2020 80%
表示色約10.7億色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子Display Port / HDMI / Thunderbolt 3
保証3年間無輝点交換保証
主な機能・特徴色精度 ΔE<2(ユーザーガイド参照)
内蔵キャリブレーション搭載
遮光フード付き
スタンド(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.2 Type-A×4, Thunderbolt3×1)
PBP(画面分割)
ちらつき防止

BenQ AQCOLOR SW321C

京時
京時

32(31.5)インチと大きめの4Kモニターになります。設置スペースには注意しましょう。性能もさることながら、豊富な機能で快適な作業が期待できます。

価格(Amazon調べ)274,728円
サイズ31.5インチ
解像度4K UHD(3840×2160)
色域Adobe RGB 99%, Display P3/DCI-P3 95%, sRGB/Rec.709 100%
表示色10.7億色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子USB Type-C(60W給電) / Display Port1.4 / HDMI2.0
保証3年保証
主な機能・特徴色精度 ΔE≦2
CalMAN・Pantoneカラー認証取得
ムラ補正技術搭載
HDR10・HLG対応
ハードウェア・キャリブレーション対応
遮光フード付き
スタンド(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
カードリーダー(SD/SDHC/SDXC/MMC)
USBハブ(3.1 Type‐A×2)
PIP(画面の中に画面を表示)・PBP(画面分割)
KVMスイッチ(1セットのデバイスで2台のPCを操作)
GamutDuo(同時に2つのカラーモードを表示)
eye-care™(ブルーライト軽減・フリッカーフリー・輝度自動調整)
ホットキーパックG2(OSDコントローラー)

EIZO ColorEdge CS2740

京時
京時

こちらは4K、27(26.9)インチ版のColorEdgeです。対応しているハードウェアキャリブレーションを行うことで、長期間正確な色表現を保ってくれます。5年という長期間の保証が付いている点も嬉しいです。

価格(Amazon調べ)170,773円
サイズ26.9インチ
解像度4K UHD(3840×2160)
色域AdobeRGB 99%(sRGB含)
表示色約10.7億色
駆動方式IPS
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子USB Type-C / Display Port / HDMI
保証5年保証・無輝点交換保証(半年以内)
主な機能・特徴工場出荷前キャリブレーション済み
輝度・色度ムラ補正機能
専用のカラーキャリブレーションソフトが利用可能
ハードウェア・キャリブレーション対応
スタンド(上下左右角度、高さ、縦回転)
VESAマウント(100×100mm)
USBハブ(3.0 Type-A×2, 2.0 Type-A×2)

ViewSonic VP2786-4K

京時
京時

4Kのカラーマネジメントモニターでは比較的高コスパで、これ1つ買えば十分と言えるほどに機能・付属品が充実しています。色調整用のColorPro ホイール・遮光フードも付属しており、本格的なクリエイター向けモニターを始めて導入する人にもうってつけです。

価格(Amazon調べ)129,800円
サイズ27インチ
解像度4K(3840×2160)
色域Adobe RGB 100%, DCI-P3 98%
表示色約10.7億色
駆動方式IPS方式
光沢アンチグレア(非光沢)
入力端子USB Type-C(Alt mode) / Display Port / HDMI
保証3年保証(液晶パネル・バックライト含む)
主な機能・特徴色精度 ΔE<2
Fogra認証・Idealliance認証取得
ColorPro ホイール(色調整コントローラー)付き
内蔵キャリブレーション搭載
背面デスクトップ照明内蔵
遮光フード付き
HDR10対応
USBハブ

よくある質問(FAQ)

Q
デザイナー向けモニターは本当に必要?
A

デザイナー向けモニターの必要性は、あなたの作業内容や要求される品質によって変わってきます。

以下のような場合は、デザイナー向けモニターがおすすめです。

  • 印刷物のデザインを手がける場合
  • クライアントワークで色の正確性が求められる場合
  • 写真や動画の編集を専門的に行う場合
  • デザインを仕事として請け負っている場合

一方で、以下のような場合は見送っても良いと考えています。

  • Webデザインを学び始めたばかりの場合
  • 趣味程度のデザイン作業の場合
  • まだ予算に余裕がない場合
Q
キャリブレーションは必須?
A

モニターのキャリブレーションは、長期的な色精度の維持に重要です。デザイナー向けモニターは工場出荷時に調整されていますが、経年変化で色味が変わっていきます。

キャリブレーションが特に重要なケースは次の通りです。

  • 印刷物の制作を行う場合
  • 複数のモニターで色を合わせる必要がある場合
  • 高額な案件を扱う場合

キャリブレーションの頻度は

  • 普段使いなら:2-3ヶ月に1回
  • プロ用途なら:2週間-1ヶ月に1回
  • 重要な案件前:その都度実施

を目安に行うとよいでしょう。

Q
モニターの寿命はどのくらい?
A

デザイナー向けモニターの平均的な使用期間は4-5年程度です。

ただし、

  • 使用時間(1日の稼働時間)
  • 設置環境(温度・湿度)
  • メンテナンス状況
  • 要求される色精度

などの使用環境や用途によって変わってきます。

以下の場合は寿命の可能性がありますので、買い替えを検討してください。

  • 色の精度が明らかに低下した場合
  • キャリブレーションでも調整が難しくなった場合
  • 新しい色空間や解像度が必要になった場合
  • 画面にムラや焼き付きが目立つようになった場合
Q
遮光フード(モニターフード)は必要?
A

モニターフードの必要性は作業環境によって異なります。

必要性が高いケース:

  • 周囲の明るさが変化する環境で作業する場合
  • 外光が入る場所で作業する場合
  • 色の正確性が特に重要な作業を行う場合

必要性が低いケース:

  • 照明環境が安定している場合
  • 外光の影響が少ない環境の場合
  • Webデザインのみを行う場合

まとめ

以上、デザイナー・クリエイター向けモニターのおすすめ紹介でした。

グラフィック系の作業において求められるのは、正確な色を表示してくれるモニターです。

したがって、まず一番に色域のカバー率や色の正確性で絞り込み、それから解像度やサイズ、機能性を見ていくと良いでしょう。

また、用途によっては最上位の製品でなくても必要なスペックを満たせる場合があるので、予算をできるだけ抑えたいという方はエントリー向け機も検討してみてください。