※本記事はTourBox様からサンプルをご提供のもと作成しています
イラスト制作や写真のレタッチ、動画・音声の編集など、あらゆるクリエイティブ作業で活躍する片手デバイスTourBoxに新作が登場しました。
ノブやスクロール、ダイヤルなど様々な形のボタンが搭載されているTourBoxは、世界10万人以上のクリエイターから高い評価を受けている人気デバイスです。
今回の新型「TourBox Elite」は操作感の向上・ワイヤレス対応など様々な進化を遂げており、さらなる作業効率化が可能となりました。
本記事ではTourBoxがそもそもどんなデバイスなのか基本的な部分の紹介と、TourBox Eliteで改善・追加された要素の解説をしていきます。
今よりも作業スピードを上げて趣味・仕事を充実させたい方、片手デバイスに少しでも興味のある方はぜひご覧ください。
TourBoxとは
キーボードが文字入力に特化したデバイスなら、TourBoxはクリエイティブ作業に特化した入力デバイスです。
ソフトウェアのショートカットが使いやすいようにデザインされており、キーボードの代わりにマウスやペンタブと組み合わせることで、作業の大幅な効率化を実現できます。
TourBoxには11個のボタンのほかに回転式の入力スイッチが3種類搭載されており、例えばイラスト制作ならブラシサイズの調整やキャンバスの回転といった操作を直感的・スムーズに行えるのが特徴です。
また各種ソフトウェアや好みに合わせた設定を作成するのも自由自在で、カスタマイズ次第ではその直感的な操作性が更にアップします。
TourBoxの特徴
先程も述べたように、TourBoxには大きく2つの特徴があります。
- 11個のボタン+ノブ・スクロール・ダイヤル搭載
- 優れた機能拡張と豊富な対応ソフト
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
11個のボタン+ノブ・スクロール・ダイヤル搭載
まず1つ目の特徴として挙げるのは、11個の様々な形状をしたボタンと、ノブ・スクロール・ダイヤルといった回転式の入力スイッチが搭載されている点です。
例えばブラシサイズ調整やキャンバスの回転、タイムラインの移動などのようにキーボードではしっくりこなかった操作も、回転式の入力スイッチが3種類もあるTourBoxなら無理なく割り当てられます。
またブラシの流量や不透明度などの項目を登録しておけば、キャンバスからペンを離すことなくブラシをカスタマイズすることも可能です。
その入力の多様さからかTourBoxのスイッチは不規則に配列されているため、無秩序なデザインに思えるかもしれません。
しかしこの様々なキー・スイッチがあることによって位置や形状でボタンの特定がしやすくなり、コントローラーを見なくても直感的で快適な操作を可能にしているのです。
優れた機能拡張と豊富な対応ソフト
設定ソフトである「TourBox コンソール」を使えば、TourBox本体ボタンの機能を自由に設定できます。
一部のボタンはダブルクリックや組み合わせ登録にも対応しているため、1プリセット毎に最大50種類以上もの操作が登録可能です。
さらにアップデートで追加されたオーバーレイ型メニュー「TourMenu」を使うと、1つのボタンに10個もの機能を設定できてしまいます。
ここまで聞いた限りだと、登録できる操作がかなり多い分登録作業が面倒になるのではないかと思うかもしれませんが、そこはしっかり対策済みです。
TourBoxコンソール内にPhotoshop、LightRoom、Premiere用のプリセットが搭載されているほか、公式サイトから世界中のユーザーが作成した数十種類のソフトウェア用のプリセットをダウンロードできるため、初期設定の手間を大きく省けます。
まずはプリセットで操作を覚えて、慣れてきたら自分好みの設定を探っていくという形で少しずつステップアップするのが良さそうですね。
マクロ機能も完備
ここまで紹介した2点がTourBoxの主な特徴なのですが、個人的にはマクロ機能が使える点にも注目しています。
マクロ機能を使えば、何回も行う複雑なキー操作を1回の操作で実行することが可能です。
機能自体も本格的で、順番通り実行する以外にも逆の順番や繰り返しといったこともできますし、マウス操作やテキスト入力、オープンパスもマクロに登録できます。
TourBox1つでキーボードショートカットに留まらず、手間が掛かる操作もサクサクこなせるようになるのは魅力的です。
TourBox Eliteはここが変わった
新型であるTourBox Eliteはここまで紹介した従来の特徴を踏襲しながらも、
- ワイヤレス化(ダブルBluetooth)
- パーツの刷新による耐久性・操作感・汚れにくさの改善
- カラーバリエーションの追加
- ハプティクスフィードバック採用
といった要素が追加され、一段と入力デバイスとしての使いやすさに磨きがかかりました。
ワイヤレス化(ダブルBluetooth)
今まではUSBケーブルで接続していましたが、今回のTourBox Eliteで待望のワイヤレス化を果たしました。
これで有線よりも好きなところへ置けるようになりますし、周りの物にケーブルを引っ掛ける心配ともおさらばです。
ワイヤレスで使用するには単三電池が2本必要で、USBケーブルを用意すれば従来どおり有線で接続することもできます。
充電式と違って付属の電池が切れたら別途用意する必要があるものの、バッテリー持続は最長2ヶ月と長めですし、充電時間も不要で交換すればすぐに使えるのが電池式のメリットです。
重さに関しても机などに置いて使うTourBoxなら問題にならないので、総合的に見て電池式が適していたのではないかと推察します。
またTourBoxはダブルBluetoothを搭載しているため、2デバイスで使用したい場合もスムーズな切り替えが可能です。
パーツの刷新による耐久性・操作感・汚れにくさの改善
内蔵チップの性能が向上し、デバイスの制御・操作がよりなめらかになりました。
また役割に応じた4タイプのスイッチエンコーダーが採用され、各ボタンによってクリックした感触が異なるように改良されています。
汚れにくさに関してはUV抗菌で耐指紋のスプレー塗装を施しており、従来のTourBoxよりも酸化に強くなりました。
カラーバリエーションの追加
今までカラーバリエーションは黒(クラシックブラック)一色でしたが、今回新しく白(アイボリーホワイト)とスペシャルエディションの半透明色(モダンスモークブラックトランスルーセント)の2色が追加。
カラーバリエーションが追加されたことにより、今までよりもデスクまわりと色を合わせやすくなっています。
ハプティクス(触感)フィードバック採用
ハプティクスフィードバックとは操作に応じて、力や振動・動きなどで擬似的に何らかの感覚を利用者に与える技術です。
ゲーム機のコントローラーにも採用されているこの技術ですが、デバイスの振動を使ってゲーム内の爆発や衝撃、地面の感触などを表現し、没入感を高めるのに貢献しています。
TourBox Eliteではこのハプティクスフィードバックにより、ノブやスクロール、ダイヤルを操作した際に「カチッカチッ」と本体が振動し、目盛りを刻む感触が指先で感じ取れるようになりました。
また自分の好みに応じてフィードバックの強度や回転幅をカスタマイズすることも可能で、従来以上にアナログ感のある快適な操作性が期待できます。
まとめ: 後日実機レビューを投稿します
以上、新登場の片手デバイス「TourBox Elite」を紹介しました。
多種多様な11種類のボタンと3種類の回転式スイッチ、カスタマイズ性の高さといった魅力はそのままに、パーツの刷新やワイヤレス化、ハプティクスフィードバック採用などのパワーアップを果たしています。
TourBox Eliteは4月30日までCAMPFIREでクラウドファンディングを実施中です。
プロジェクトを支援すると先着で割引購入ができますし、買う予定がなくてもより詳しい紹介が掲載されていますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。
また3月31日までpixivとのコラボで「TourBox Elite パッケージデザイン イラストコンテスト」が開催中です。
賞金総額はなんと100万円以上、さらに抽選で2名にTourBox Eliteが当たるチャンスもあるので、気になる方は下のリンクから公式ページをチェックしていただけたらと思います。
さて、本記事ではTourBoxとTourBox Eliteに関しての紹介に留まりましたが、後日実機を使ったレビュー記事を投稿しますので興味があればそちらもぜひご覧ください。
今のところ考えていることとしては、
- 実際にTourBoxを苦労せず使いこなせるのか
- 左利きの人が使っても大丈夫なのか
などなどの気になる点を確かめていく予定です。
右利きの僕が左利きを想定した使用感を語るのもおかしな話かもしれませんが、せめて右手で操作するとどういう指の置き方になるのか参考になればと考えています。
↓2022年8月25日、TourBox Eliteの正式販売がついに開始しました。学生向けセールも開催されているので、