周辺機器・グッズ

クリスタでSwitchのJoy-Conを使うための設定・方法

※当ブログではWeb広告を導入しています

Joy-Conを左手デバイスにしてクリスタで使うにはどうしたらいいの?

Joy-Con(以下、ジョイコン)を左手デバイスとして使うには、PCに接続し、キー割り当てソフトで操作を割り当てるという手順が必要です。

本記事では、ジョイコンをクリスタで使うために必要なそれらの手順を具体的に解説していきます。

おすすめのキー割り当てソフトや、僕が実際に使っている設定、あると便利な充電グッズも紹介しているので初めて左手デバイスを使う人は必見です。

まだ左手デバイスを検討している段階の方でしたら、イラスト制作向け左手デバイスの紹介記事をぜひご覧ください。

京時
京時

ここではクリスタとしていますが、他のソフトでも同様の手順を踏めば片手デバイスとして使えるようになります

広告

ジョイコンの左手デバイス化に必要な環境

まずはジョイコンを左手デバイスとして使える環境かどうかを確認しましょう。

必要な条件には次のようなものがあります。

  • OSがWindows・macOSであること
  • 接続するPCがBluetooth対応であること

ちなみにiPadでお絵かきをするという方も多いと思いますが、残念ながらジョイコンを接続することはできません。

別途MFI(Made for iPhone/iPad)認証された外付けキーボードなどを使用しましょう。

Android端末についても同様で、接続はできてもキーボード入力ができないため、左手デバイスとしての使用は不可能です。

クリスタでジョイコンを使う手順

クリスタをジョイコンで操作できるようになるまでの手順を解説します。

実はあまり難しい知識は不要で、PCの基本的な操作ができる&少しの忍耐があれば使えるようにできます。

ここではWindows10のPCを例に作業をしていきますが、macOSでも使用ソフトは違えど流れは同様なので、ぜひ参考にしていただければと思います。

対応するキー割り当てソフトを探す

キー割り当てソフトはWindowsの場合はJoytoKeyがおすすめ

ライセンスの購入が必要に思うかもしれませんが、全機能を無料で使えます。

ソフトが気に入ったら寄付のつもりで購入するのがよいでしょう。

ロメ
ロメ

私事ですが、新しいPCへ環境を移したときにライセンスキー引き継げなかったんですよね。使うぶんには問題ないけどちょっと残念。

macOSはJoytoKeyに対応していないので、JoyKeyMapperUSB Overdriveなどのソフトを代わりに使いましょう。

USB Overdriveは英語で分かりにくいため、こちらのページなどを参考にすると作業が進めやすいかと思います。

Macでゲームパッドを動かす方法 - Qiita
■ Macでゲームパッドを動かす方法【使用ツール編】環境OS Mac OS High Si

JoytoKeyのインストール

【手順1】JoytoKeyをダウンロードする

JoytoKeyダウンロード

JoytoKeyのダウンロードページを開いて下へスクロールすると、『ダウンロード』の項目が見つかります。

いくつかダウンロードリンクがありますが、『joytokey.net からダウンロード』ならすぐにダウンロードが開始されるのでおすすめです。

ロメ
ロメ

公式ページにておすすめとされている『Vectorからダウンロード』でもOKです。

ただ、ダウンロードまでに何度かページ移動があって面倒なんですよね。

もしこちらのような画面が出た場合は、『保存』を選択してください。

ダウンロードの確認

【手順2】『JoyToKeySetup_ja.exe』を実行する

セットアップ起動

ダウンロードが完了したらJoytoKeyのセットアップ用のEXEファイルがPC内に保存されていますので、それを起動させます。

ユーザーアカウント制御の画面が出たら『はい』を選択してください。

パスワードが求められた場合はPCの管理者に入力をお願いしましょう。

【手順3】画面に従ってインストールを進める

インストール画面

『同意する』→『次へ』→『次へ』→『次へ』→『インストール』とクリックして、インストールを実行します。

これでインストール完了です。

ジョイコンをPCへ接続(ペアリング)

【手順1】ジョイコンの側面のシンクロボタンを長押しする

シンクロボタンの横のランプが点滅するようになったらOKです。

【手順2】PC側で『設定』を開き、『デバイス』→『Bluetoothとその他のデバイス』へ移動

『設定』から『デバイス』へ移動

【手順3】PCのBluetoothをオンにした状態で『Bluetooth またはその他のデバイスを追加する』をクリック

ジョイコンの追加1

【手順4】『Bluetooth』を選択

ジョイコンの追加2

【手順5】『Joy-Con』が表示されたらクリック

ジョイコンの追加3

【手順6】『マウス、キーボード、ペン』の欄にジョイコンが追加されていたら完了

たまに違う欄にジョイコンが追加されることがありますが、そのままでは操作ができない可能性が高いです。

その場合は、

  • 再接続(『デバイスの削除』を行って手順1からやり直す)
  • PCを再起動する

を試してみてください。

『デバイスの削除』は『Bluetoothとその他のデバイス』でデバイスの名前をクリックすると表示されます。

デバイスの削除

クリスタ用の設定ファイル作成

【手順1】JoytoKeyを起動

【手順2】設定ファイルを新規作成する

設定ファイルの新規作成

『ファイル』から『設定ファイルの新規作成』をクリックし、クリスタ用と分かるように名前をつけます。

キー割り当て

【ボタンの対応関係(左手の場合)】

ジョイコンとJoytoKeyのボタンの関係は以下の通り。

ジョイコンとJoytoKeyの対応
スティックの方向に注意
POV: ↑スティック 右
POV: →スティック 下
POV: ↓スティック 左
POV: ←スティック 上
Button 1方向キー 左
Button 2方向キー 下
Button 3方向キー 上
Button 4方向キー 右
Button 5SLボタン
Button 6SRボタン
Button 9-ボタン
Button 11スティック押し込み
Button 14キャプチャーボタン
Button 15Lボタン
Button 16ZLボタン

【クリスタのショートカットキーの確認方法】

ショートカットキー設定の確認

CLIP STUDIO PAINTを起動し、『ファイル』から『ショートカットキー設定』を開いて確認します。

ショートカットが割り当てられていない操作をジョイコンで行いたい場合は、この画面でショートカットを追加しておきましょう。

ショートカットキーの編集手順

【キーの割り当て方法】

キー設定前の確認

まずはクリスタ用の設定ファイルが選択されていて、『Joystick 1』のタブが表示されていることを確認してください。

次に設定したい箇所を選択し、『このボタン設定を編集』または『簡易設定ウィザード』を選択します。

ここでは簡単に設定が行える『簡易設定ウィザード』を使ってみます。

簡易設定ウィザード
この画面が出たら登録したいキーを入力 ここではPを入力する

入力画面が表示された状態で、割り当てたいキーをキーボードで入力すれば登録完了です。

キー登録完了

【詳細なキー割り当て設定】

先ほど使った『簡易設定ウィザード』は非常にシンプルな分、1つのキー入力しか受け付けてくれません。

同時押しの登録や長押し時間による操作切り替えを設定したいときは『このボタン設定を編集』を選択しましょう。

取り消し(Ctrl+Z)や保存(Ctrl+S)などの『同時押し』のショートカットキーを登録するなら、

  1. 『キーボード: 基本設定』タブを開く
  2. 4つの入力欄の上から順に登録したいキーを一つずつ入力

と操作し、最後に『OK』を押せば完了です。

キー同時押し操作の登録

設定を全部説明すると長くなってしまうので、ここでは同時押し操作の登録方法の紹介にとどめておきます。

その他にどんな設定ができるかについては公式サイトの方をご参照ください。

……と丸投げしたかった言いたかったのですが、公式サイトにもそこまで詳細な解説がありませんでした。

必要そうなら後日改めて記事にすることも検討しておきます。

【JoytoKeyが正常に動作しているか確認する方法】

これでキー割り当て設定は完了ですので、最後にちゃんとジョイコンにJoytoKeyの設定が適用されているか確認しましょう。

実際のソフトで動かしてみるのが一番ですが、ジョイコンのボタンを押してJoytoKeyの画面で対応するキーが黄色く表示されるかを確認してもOKです。

ジョイコンの動作確認

もし表示されないのであれば、『Option』から『再検出』をクリックしてみると改善するかもしれません。

ジョイコンの再検出

これでダメなら、ジョイコンの再接続やPCの再起動を試してみてください。

ジョイコンの電源を切るには?

  • ジョイコン側面のシンクロボタンを短めに押す
  • PCをシャットダウン/スリープ状態にする

ことで電源を切ることができます。
使わない時間は電源を切って充電の手間をできるだけ減らしましょう。

クリスタ用のキー割り当て設定例

僕がイラスト制作で使っているキー割り当て設定を晒します。

まだちょっと使いづらいところはありますが、概ね満足している構成です。

『Options』の『POVの斜め入力を別ボタンとして使用』にチェックを入れ、設定無しにしておくことで、スティックが斜め入力になってしまったときの誤操作を防げるようにしています。

Q(クイックアクセス)とA(オートアクション)のポップアップパレット表示コマンドについては、クリスタ側でショートカットキーを新規追加しました。

キー割り当て設定を行う際の参考になれば幸いです。

クリスタ用ジョイコン設定例
別タブで画像を開いてから見ることをおすすめします

再接続が不要になる充電グリップのススメ

充電グリップ装着後のジョイコン

ジョイコンのバッテリーが減ってきたら、通常だとNintendo Switch本体に接続して充電を行うかと思います。

しかし、そのやり方だと再度PCに接続した際にペアリングをやり直さなくてはなりません。

その上Nintendo Switch本体に接続していたら、その間左手デバイスとして使えなくなってしまいます。

こういった問題に僕も悩まされていましたが、充電グリップを買うことで一気に解決しました。

左手デバイス用に使いたいので、純正のようなコントローラー型ではなく、ジョイコンを個別に充電できるタイプがおすすめです。

↓筆者が購入した充電グリップ…は販売終了していたので類似品になります。他にも色んなメーカーが出してると思うのでぜひチェックしてみてください。

クリスタでジョイコンを使う方法 まとめ

クリスタでジョイコンを左手デバイスとして使うための、

  1. キー割り当てソフトを入れる
  2. ジョイコンを接続する
  3. キー割り当てを設定する

という手順+αについて解説しました。

最初の設定こそ面倒ですが、それに見合うだけの快適さがあります。

空いた時間などを利用して一気に設定作業を進めてみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました